このページでは、「白狼の妻」25話から35話までのネタバレあらすじをまとめました。
「白狼の妻」25話あらすじネタバレ
作成次第、追記します。
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「白狼の妻」26話あらすじネタバレ
紗枝の元夫・大井川正一は、現在の妻が妊娠中にも関わらず、相変わらずのモラハラぶりを見せています。
そんな大井川のもとを訪れた千代は、「紗枝のことで相談がある」と切り出しました。
再婚したことは知っていたものの、紗枝のことが気になる大井川は、千代を家に招き入れます。
一方、紗枝は翻訳の仕事を通じて、宗伯をサポートしていました。宗伯は、獣人の人喰いや発情期の抑制薬を研究するため、異国の医学書を読み込んでいます。その考えに感銘を受けた紗枝は、さらに彼の役に立ちたいと強く思います。
ふと手が触れた瞬間、体を重ねたあの夜の記憶がよみがえり、2人の顔は赤く染まりました。
その頃、屋敷で手紙を整理していた李々たちのもとへ、忠雅が宗伯宛ての手紙を取りに現れます。
そこで忠雅は、千代からの手紙を見つけてしまい…。
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「白狼の妻」27話あらすじネタバレ
千代からの手紙は紗枝に宛てられたもので、これまでの行いを謝罪する内容が記されていました。
叔父に引き取られる前、2人は従姉妹として仲が良かったものの、引き取られた後は紗枝が千代からいじめを受けるようになってしまいました。
宗伯は、以前のパーティーで千代が紗枝を侮辱したことを許すつもりはありませんでしたが、紗枝が千代に会いたいと言うならと、それを許し、忠雅を伴って会いに行くことにしました。
忠雅は、紗枝と宗伯が何でも話せる信頼関係を築いていることを称えつつ、千代との関係改善も前向きに後押しします。
千代は、パーティーでの振る舞いを謝罪し、家で紗枝をいじめていたのは両親から強要されたことであり、紗枝と仲良くしようとすると父親に叩かれていたと明かしました。
千代の言葉をどこまで本心と受け取ってよいのか、紗枝の心境は複雑でしたが、2人は日を改めてまた会うことを約束しました。
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「白狼の妻」28話あらすじネタバレ
紗枝は千代の謝罪をどう受け止めればよいのかわからず、戸惑いを抱えていました。
一方で、宗伯と過ごす時間が増えるにつれ、彼が自分を信頼してくれていることを実感します。
ある寒い日、冷たい風に身震いしている紗枝を見て、獣姿の宗伯がそっと肩を抱き寄せました。ふわふわで暖かいその姿に、紗枝は不思議な安心感を覚えます。
「どんな姿でも宗伯を受け入れます」という紗枝の言葉に、宗伯がそっと彼女に近づいたその瞬間、マルが突然吠えました。
「恩を忘れて紗枝を奪うな！」と、宗伯に向かって声を上げたのです。
そのやり取りを静かに見守りながら、紗枝とマルの様子を見て微笑む宗伯。3人の間には、穏やかで幸せな時間が流れていました。
やがて、紗枝は再び千代と会うことになり、忠雅を伴って彼女のもとを訪れます。
千代に対して何か企んでいるのではと警戒する忠雅に、千代は無邪気な笑顔を見せながら「何もないわ」と言いますが、彼女の計画はまだ始まったばかりでした。
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「白狼の妻」29話あらすじネタバレ
紗枝と千代は、一緒に出かける機会が増え、街で遊びに出かける仲となりました。そんな2人の様子を、屋敷から静かに眺める宗伯と忠雅。
その頃、宗伯と忠雅は軍の定期報告会に出席し、藤ヶ峰貿易の評判が落ちているという噂を耳にします。
一方で、李々は千代の付き添いで街へ出かけることになりました。千代に食事や買い物に連れ回され、荷物運びまで任される李々。
車に荷物を運ぶ途中で、千代が獣人を差別するような言葉を口にするのを耳にしますが、疲れからか聞き間違いだろうと、その場はやり過ごしました。
疲労困憊の李々は車の中で眠り込んでしまい、その間に紗枝はいつもとは違う帰り道を辿っていることに気付きます。不安を覚える紗枝でしたが、車が到着した先は驚くべき場所――元夫・大井川の家でした。
紗枝は顔を青ざめさせ、何が起きているのか理解できないまま家に連れ込まれてしまいます。
実は、千代の計画は「再婚を祝福する」という名目で紗枝と大井川を再会させることだったのです。
大井川を目の前にした紗枝は、過去の記憶が蘇り怯えますが、千代の策略に抗う力は残されていませんでした。
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「白狼の妻」30話あらすじネタバレ
紗枝は大井川の家で2人きりになり、自分が「会いに来た」と思い込まれていることに困惑していました。
大井川は勝手な勘違いを繰り返し、「結婚していた頃は体の相性が良かった」と下品な言葉を口にしながら、紗枝を押し倒そうとします。
さらに、獣人との結婚が嫌で自分に会いに来たのだと、都合の良い解釈を押し付けてきます。
しかし、紗枝は毅然とした態度で「あなたに触られるのは嫌です」と言い放ち、大井川の手を払い除けました。
その瞬間、大井川が殴りかかろうとしますが、紗枝は咄嗟に近くにあった物を掴んで抵抗し、隙を見て家から逃げ出します。
戻ってきた紗枝を見た千代は、つまらなさそうな表情を浮かべつつも、自分の目的が果たせたと満足げな様子を見せます。
しかし、その場面を屋敷の陰から目撃していた人物がいました。紗枝が大井川の家から出るのを見たその人が、どんな噂を広めるのか、紗枝の未来に暗い影を落としそうです。
帰りが遅くなった紗枝は、宗伯に心配をかけたことを謝ります。けれども宗伯は紗枝の異変にすぐ気付き、彼女の身に何が起きたのかを問いかけるのでした。
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「白狼の妻」31話あらすじネタバレ
宗伯は、明らかに様子がおかしい紗枝に「街で何があったのか」と尋ねますが、紗枝は「何もなかった」と無理に笑顔を作り、ごまかしました。
李々も紗枝を心配して声をかけますが、紗枝は「絶対に誰にも知られたくない」と思い、固く口を閉ざします。
その後、大井川の家から逃げた紗枝は、千代に問い詰めます。
「どういうことなの？」と詰め寄る紗枝に対し、千代は「私も大井川に騙されたの」と嘘泣きしながら謝罪しました。その涙を見た紗枝は、それ以上追及できずに言葉を飲み込みます。
ちょうどそのタイミングで寝ていた李々が目を覚まし、紗枝と千代のやり取りは中断されてしまいました。その結果、2人の間には蟠りが残ったままとなります。
数日後、獣人たちの会合で、藤ヶ峰家の話題が持ち上がりました。その場で宗伯は、「紗枝が大井川と逢い引きしていた」という噂を耳にします。
驚きと怒りを隠せない宗伯の胸中には、紗枝を信じたい気持ちと噂への疑念が渦巻いていました。
一方で、千代の裏切りの本性が明らかになります。彼女は、「紗枝がまた捨てられてしまえばいい」と考え、神白家と藤ヶ峰家の間に溝を作ろうとしていました。
自分の行動が父親に知られるリスクを承知で、紗枝を陥れる計画を実行していたのです。
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「白狼の妻」32話あらすじネタバレ
表に出なくなった紗枝を心配した李々は、紗枝の噂を信じる神白家の使用人たちに対し、「紗枝様はそんな人間ではありません！」と一生懸命に訴えます。
噂の真相を突き止めようと、李々はひとりで街に出る覚悟を見せますが、使用人たちは「宗伯様と紗枝様の2人に任せましょう」と言い、宗伯の帰りを待つことにしました。
一方、紗枝はあの日の出来事や、宗伯に「何もなかった」と嘘をついたことを悔やみ、夜空を見上げながら一人落ち込んでいました。
その様子を、宗伯は陰から静かに見守っていましたが、マルに気付かれてしまい、紗枝の前に姿を現します。
突然の宗伯の登場に驚く紗枝でしたが、すぐに嘘をついたことを謝りました。
「ごめんなさい、本当のことを話せなくて…」と涙を見せる紗枝に対し、宗伯は優しく「紗枝、僕は君を信じている。だから全てを話してほしい」と静かに語りかけます。
紗枝は意を決して、あの日大井川の家で何が起きたのかをすべて話しました。
真相を聞いた宗伯の表情は怒りに染まり、大井川の行動に対して強い憤りを隠しません。
「今夜は君をひとりにはさせたくない」と宗伯は紗枝の手をしっかりと握り、彼女の心に寄り添いました。
その優しさに、紗枝は少しだけ救われたような気持ちになりました。
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「白狼の妻」33話あらすじネタバレ
紗枝の部屋で2人きりになると、宗伯は静かに紗枝に顔を近づけ、キスを迫りました。そのキスは、これまでの発情期のものとは違い、優しさに満ちていました。
紗枝はその温もりに心を包まれ、宗伯の深い愛情を感じ取ります。
「結婚する前や火事の前に出会っていれば…」と宗伯は、叶わない過去に思いを馳せながら、紗枝への想いを抑えられなくなっていました。
その告白を聞いた紗枝は、「その気持ちだけで私は幸せ」と答え、穏やかな笑顔を彼に向けます。
宗伯はもっと紗枝に触れたい衝動に駆られましたが、それ以上に「今は安心して眠ってほしい」と願い、そっと彼女を優しく抱きしめました。紗枝はその腕の中で安心しきった様子を見せます。
その一方で、宗伯は今回の噂があまりにも早く広まったことに違和感を覚え、「誰かが意図的に仕組んだのではないか」と疑念を抱き始めます。
同じ頃、元夫の大井川は噂が自分の家族に知られることを恐れ、焦りを募らせていました。それでも彼は、「紗枝から誘ってきた」という歪んだ確信を捨てられずにいます。
そんな大井川のもとを宗伯が訪ねます――その瞳には、紗枝を守るための揺るぎない決意が宿っていました。
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「白狼の妻」34話あらすじネタバレ
宗伯は、大井川の家を訪ね、紗枝に手を出したことを厳しく問い詰めました。
大井川は宗伯が獣人であることを知っており、「人間の方が立場が上だ」と強気な態度を崩さず、紗枝を侮辱しながらシラを切ります。
しかし、宗伯は怒りを抑えきれず獣の姿に変わり、大井川を威圧します。その圧倒的な気迫に負けた大井川は、ついに千代に「紗枝が自分に会いたがっている」と聞かされたことを白状しました。
宗伯は真相を聞き出したことで、怒りを堪えてその場を去ろうとしますが、大井川はさらに紗枝を侮辱する暴言を吐きました。その瞬間、宗伯の怒りが頂点に達します。
そんな中、大井川の使用人が現れ、得意先から「取引を辞めたい」という連絡が次々に入っていることを告げました。
状況が悪化していることを悟った大井川は狼狽しますが、宗伯はそれ以上言葉を交わすことなく、大井川を冷たい目で見下ろしながら立ち去ります。
一方、藤ヶ峰家では、紗枝と大井川の逢い引きの噂が父親の耳に入り、紗枝から直接話を聞くよう指示が出される事態に発展します。
その状況に家族全員が困惑する中で、千代だけは内心で笑みを浮かべ、「計画通りだ」と楽しんでいました。
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「白狼の妻」35話あらすじネタバレ
紗枝に関する噂はますます広まり続け、宗伯は紗枝に「事態が収束するまで耐えてくれ」と頼みました。
しかし、紗枝はただ待つことができず、神白家の人々には自分から真実を伝えたいと強く思い、決意を固めます。そして、使用人たちを集めて、すべての真相を話すことにしました。
宗伯と出会ってから、お互いに信じて話すことの大切さを知った紗枝は、一生懸命に自分の言葉を伝えます。
その言葉に感動した李々は、涙を流しながら「私はあなたを信じています」と抱きしめました。
その結果、使用人たちの誤解は解け、紗枝はようやく神白家の一員として受け入れられました。
紗枝がほっとしたその時、影からその様子を見守っていた宗伯も安堵の表情を浮かべます。
しかし、そんな安心感も束の間、神白家にやって来た千代が突然現れました。
「噂の件で父が怒っているから、家に戻って欲しい」と捲し立てる千代。
その姿を見た宗伯は、千代が最も信用できない人物であることを確信し、言葉を遮って割って入ります。
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