『賭けものになった側妃』は、国王同士の“賭け”の賞品にされた「負け犬側妃」ネレイスと、冷血と噂されるグランヌス帝国の帝王クヴァルの危険な駆け引きを描くロマンスファンタジー漫画です。
本記事では、漫画『賭けものになった側妃』の最新話までのネタバレあらすじと、今後の逆転劇の伏線になりそうなポイントを詳しくまとめました。
連載中の注目作として、今後の展開予想もあわせてお届けします。さらに最新話2話までの無料配信状況までまとめました。
「賭けものになった側妃」の漫画は最新話2巻まで読める。（2話は2025年12月4日に発売）
紙コミックスや単行本化はされておらず、単話版のみで読める作品です。
「賭けものになった側妃」は、国王同士の賭けで“賞品”にされた負け犬側妃ネレイスと冷血帝王クヴァルの危険な駆け引きと逆転溺愛を描く後宮ロマンス。
【全話ネタバレ】「賭けものになった側妃」のあらすじ
「賭けものになった側妃」は、小説家になろう発のコミカライズ作品です。
漫画は人気作『ダセェと言われた令嬢の華麗なる変身』の甘海老りこ先生が担当しています。
美貌も才覚も兼ね備え、本来なら王太子の理想の王妃だったネレイス。
けれど平民の血を理由に婚約を破棄され、「負け犬側妃」として冷遇されながら王城の雑務と実務を一手に押しつけられる――
これは、そんな彼女が“駒”扱いの運命に抗い、自分の価値を取り戻していく物語です。
この記事では、「賭けものになった側妃」の全話ネタバレあらすじを、最新話まで順に解説していきます。
「賭けものになった側妃」1話ネタバレ：国を揺るがす女
「負け犬側妃」――それがネレイスに与えられた称号です。
王太子に婚約を破棄され、王宮の嘲笑の的となってしまいます。
正妃ではなく側妃として執務をこなし、その手柄のすべてを王となった元王太子に差し出すことを求められていました。
それもこれも、彼女の母が平民で、貴族の血を半分しか引いていないからです。
年に一度、両国の王が一品を賭けて行う華やかな夜会で、ネレイスは隣国グランヌス帝国の王クヴァルに「賞品」として連れ去られ、後宮へ迎え入れられてしまいます。
帝王は何を望み、ネレイスは何を守るのか──愛か、矜持か、それとも取引か。
誰も口にしない本音が、次の一手を決めていきます。
賞品として扱われた「負け犬側妃」が、冷血帝王に溺愛されるまでを描く物語です。
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「賭けものになった側妃」2話ネタバレ：グランヌスの帝王
グランヌス帝国へ「賞品」として連れて来られたネレイスは、到着早々一週間にわたる尋問を受け、いつ処刑されてもおかしくない立場に置かれます。
それでも冷静さを崩さず、与えられた質素な部屋と、宝物庫から新たな指輪を一つ選ぶよう命じられると、あえて目立たない青紫の指輪を選び、自分の今後の立ち位置を見極めようとします。
やがて、噂の「冷血帝王」クヴァルが彼女の前に現れます。
元の国で「負け犬側妃」として扱われてきた過去まで把握したうえで、彼は彼女を試すように挑発的な言葉を投げかけますが、
ネレイスは怒りも涙も見せず、恋する女を装って微笑み、帝王の庇護と生存のために自らを“駒”として差し出す覚悟を固めます。
2話は、敵国の後宮で初めて相対する二人が、互いの腹の底を探り合う駆け引きの幕開けとなる回です。
＞＞「賭けものになった側妃」2話を試し読みする
「賭けものになった側妃」3話ネタバレ：初夜／側妃たち
2026年1月8日の配信開始後、追記します。
「賭けものになった側妃」登場人物と相関図まとめ
「賭けものになった側妃」には、負け犬側妃ネレイス、冷血帝王クヴァルをはじめ、二つの国と後宮を舞台に多くの人物が登場します。
ここでは主要登場人物のプロフィールと、元夫・正妃・帝王・後宮の妃たちとの関係性を整理しながら、物語を読みやすくする相関図としてまとめてご紹介します。
主な登場人物紹介！ネレイスを取り巻く人々
ネレイス・オウディアス
ライワールト王国・オウディアス辺境伯家の一人娘。
平民出身の母と貴族の父を持つ「半分だけ青い血」が唯一の“疵”とされます。
幼くして孤児院から引き取られ、完璧な王太子妃として教育されますが、
血筋コンプレックスに囚われた王太子ライヒムにより婚約破棄され、「負け犬側妃」と嘲られながらも側妃として国政を支えてきました。
クヴァル・レヴェスター
グランヌス帝国の帝王にして、かつての第9王子。
漆黒に赤を混ぜたような髪と血のような瞳を持つ、美しくも冷酷と噂される若き君主です。
毎年の「王同士の賭け」でライワールト王から側妃ネレイスを「賞品」として奪い去り、自国の後宮へ迎え入れます。
彼にとってネレイスは、敵国王を屈辱させるための駒でありつつ、その聡さと矜持を見極めたい“興味深い女”でもあります。
ライヒム・ミハーレク
ライワールト王国の王太子から国王となった男。
幼い頃からネレイスを婚約者として傍らに置き、その知性と実務能力を利用して評価を高めてきましたが、
母が平民であることを理由に婚約を破棄し、血統の良いアンジェ・コウンを正妃に迎えます。
国民の前で“負け犬側妃”と呼び捨てにし、やがて賭けの駒としてネレイスを帝王に差し出す、かなり業の深い元夫ポジションです。
アンジェ・コウン
由緒あるコウン伯爵家の令嬢で、現在のライワールト王妃。
正しい“青い血”を誇りとし、平民の血を引くネレイスを見下しています。
砂入りの紅茶を飲ませるなど陰湿な嫌がらせも辞さない性格で、ネレイスが「負け犬側妃」と呼ばれる一因を作った人物でもあります。
レリエーラ・レスティカ
グランヌス帝国・レスティカ公爵家出身の妃。
後宮の最高位の一角を占める「規律」側のトップで、冷ややかな物言いと強い警戒心が特徴です。
ライワールト出身のネレイスに対しても歓迎と牽制を同時にぶつけ、「この宮にはこの宮のルールがあります」と暗黙の掟を突きつけます。
ベツェリ・イヴェルカ
財務大臣の娘で、レリエーラと並ぶ後宮最高位妃。豊満な肢体と華やかな装い、甘い笑みで帝王の寵愛を誇示し、
月光石のブローチやカフスをお揃いにするなど「分かりやすく見せつけるタイプ」です。
レリエーラとは犬猿の仲で、派閥争いの中心人物でもあります。
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相関図｜二つの国と後宮が絡み合う勢力図（ネタバレ含みます）
ネレイスを取り巻く人間関係は、
元夫となったライワールト国王夫妻と、彼女を「賞品」として迎え入れたグランヌス帝国の帝王クヴァル、そして後宮で対立する妃たちの派閥が複雑に絡み合っています。
ここでは、ライワールト王国とグランヌス帝国それぞれの立場とつながりを整理し、「誰が誰の味方で、どこに火種があるのか」が一目で分かるよう、ネレイスを中心に相関図としてまとめてご紹介します。
＜ライワールト王国側＞
ネレイス・オウディアス
└ 元婚約者 → ライヒム（現ライワールト国王）
└ 立場 → 元・正妃候補 → 婚約破棄後「側妃」、国民からは“負け犬側妃”と嘲笑される
ライヒム・ミハーレク
└ 正妃 → アンジェ・コウン
└ 側妃 → ネレイス（のちに賭けの“賞品”としてグランヌスへ）
アンジェ・コウン
└ ライヒムの寵愛を誇示しつつ、ネレイスを執拗に嫌がらせ
└ 「血統こそ正義」という価値観の体現者
＜グランヌス帝国側＞
クヴァル・レヴェスター
└ 正妃（既婚）※詳細はまだ深く描かれず
└ 側妃 → ネレイス（ライワールトから“賭け”で奪った寵妃）
└ 後宮の実権 → レリエーラ派 vs ベツェリ派が二分
レリエーラ・レスティカ
└ 帝国有数のレスティカ公爵家出身
└ 「規律」「品位」を盾に後宮の秩序を握る派閥のトップ
ベツェリ・イヴェルカ
└ 財務大臣の娘。クヴァルへの寵愛アピールが露骨
└ レリエーラと対立しつつ、華やかな派閥を率いる
＜国どうしの関係＞
ライワールト王国 × グランヌス帝国
└ かつては長く戦争状態 → 現在は和平＆毎年「王の訪問と賭け」を行う協定関係
└ その年の賭けの“賞品”が、ネレイス（側妃）だったことから物語が大きく動き出す
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張り巡らされた駒と伏線まとめ（最新話2話まで）
「賭けものになった側妃」は2025年12月から連載開始した漫画です。最終回は迎えていません。
『賭けものになった側妃』では、ネレイスだけでなく王や帝王、後宮の妃たちまでもが盤上の駒のように配置されています。
その一手一手に伏線が潜み、後の逆転劇へとつながっていきます。
「賞品」にされた女の逆転劇
毎年の“賭け”で、ネレイスは国王の都合ひとつで敵国へ差し出される「賞品」にされてしまいます。
けれど彼女は、嘆いて終わるヒロインではありません。「負け犬側妃」→「賭けの駒」→「帝国の側妃」という最悪のレールを、
頭脳と矜持で“自分のための舞台”へと変えていく逆転の流れが、物語全体に仕掛けられた大きな軸になっています。
愛・矜持・取引が絡み合う“感情の駆け引き”
クヴァルは、ネレイスを敵国への当てつけとして選び、最初は完全に「道具」としてしか見ていません。
一方のネレイスも、生き残りと目的達成のために、恋する女を演じて帝王との距離を詰めていきます。
この「取引」から始まる関係性の中に、少しずつ本音や情が紛れ込んでいく…という揺らぎが、随所の会話や仕草として伏線のように散りばめられているのがポイントです。
後宮と二つの国が仕掛ける“見えない盤上戦”
ライワールト王国とグランヌス帝国の和平、王同士の毎年の賭け、後宮で対立する二大派閥──
ネレイスの一挙手一投足は、常に複数の思惑の上に乗せられています。
誰がどこまで情報を握っているのか、誰のために動いているのかが、後から効いてくる伏線になっているのも魅力です。
「恋愛」と「権力ゲーム」が同じ盤上で進んでいく構造そのものが、この物語の大きな仕掛けと言えます。
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【感想】「賭けものになった側妃」の評判は？
「賭けものになった側妃」は、先行配信中のコミックシーモアでの評価は4.5と高く、多くの読者から高い評価を受けているようです。
連載が始まったばかりで感想はまだ多くありませんが、早くも好意的な声が目立ちます。
「期待を込めて★5、今後の展開が楽しみ」「ページ数がもう少しほしい」という声や、
「出だしは王道だが、傲慢な元敵国の王と賢く美しいヒロインの駆け引きが見物」といった感想が寄せられており、続話への期待度はかなり高い作品と言えます。
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