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【灰かぶり令嬢と行き遅れ元王太子の結婚】41話から50話ネタバレあらすじ

灰かぶり令嬢と行き遅れ元王太子の結婚 ネタバレ

このページでは、「灰かぶり令嬢と行き遅れ元王太子の結婚」41話から50話までのネタバレあらすじをまとめました。

「灰かぶり令嬢と行き遅れ元王太子の結婚」41話ネタバレ

父親はほくそ笑みながら近づくと、ララの前でまるで嘘のように表情を和らげ、笑顔で結婚を祝福した。

しかし、ララには父の真意がわからず、恐怖を覚える。それでも悟られまいと冷静に振る舞った。

「何か困っていることはないか」と尋ねられ、「特にない」と答えると、父親は「いつでも迎え入れる準備ができている」と信じがたい言葉を告げた。

ボロ小屋で過ごしていたころなら望んだかもしれない言葉だったが、今のララには空虚に響く。ただの上辺だけの言葉だと感じ、家には帰らないとはっきり告げた。

納得のいかない両親はロイに話しかけ、メアリも「自分のほうが相応しい」と媚びる。しかし、ロイは彼らを冷ややかに見下ろし、「失礼には失礼で返す」とばかりに、ララを決して手放さないと断言した。

次の瞬間、ニヤックが近づき、突然、大声でララが聖魔法使いだと叫び始め――。

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「灰かぶり令嬢と行き遅れ元王太子の結婚」42話ネタバレ

ニヤックは、トゥルムフートでの感染症がララの聖魔法によって治ったと公言した。

震えるララを守らねばとロイが周囲を見渡すと、会場の人々は正気を失ったようにぼんやりと立ち尽くしていた。

ニヤックは魅了の呪いがかかった薬を使い、ヴィルキャスト家はララを国へ連れ帰るつもりでいる。そして、トゥルムフートの人々はここで死ぬのだと、ロイを挑発した。

その狂気じみた考えはララには到底理解できず、彼らは魔獣以上に恐ろしい存在に思えた。

ニヤックの一声で、会場の貴族たちはまるで取り憑かれたかのようにロイとララへ襲いかかる。

誰も傷つけまいとフィンやロイが応戦するが、暴動は収まる気配がない。

自分のせいだと責め、守られてばかりで何もできないと嘆くララ。しかし、亡き母の遺灰が入った小瓶を見つめ、今の自分にできることを考え、静かに手を合わせた。

すると、ララの体から温かな光があふれ出し――。

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「灰かぶり令嬢と行き遅れ元王太子の結婚」43話ネタバレ

ララの祈りによって正気を取り戻した貴族たちに、なおも「ララを襲え」と命じるニヤック。しかし、彼らはすでにヴィルキャスト家を軽蔑の目で見ていました。

そのとき、フィンが前に立ちはだかり、ニヤックを拘束します。そして、ベルブロン国王にヴィルキャスト家の処分を問いました。

一方、ララは全身に熱が広がり、視界がぼやけていきます。聖魔法の代償に耐えきれず、意識を失いかけていました。そんな彼女をロイが優しく抱き上げます。

その姿を見たメアリは、なぜララばかりがもてはやされるのかと涙を流しながら怒りをあらわにしました。

ロイに運ばれ、ベッドで休むララは「1人にしてほしい」と頼みますが、彼を心配するロイは部屋を出ようとしません。

汗をかき、苦しそうにするララを助けたいと思い、ロイはそっと手を伸ばしました。しかし、彼女の表情やかすかな動きに、思わず艶やかさを感じてしまいます。

頬を紅潮させたララは、抑えきれない思いのまま、ロイにそっと唇を重ねました――。

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「灰かぶり令嬢と行き遅れ元王太子の結婚」44話ネタバレ

ララにキスをされたロイは、艶やかな彼女の姿に思わず喉を鳴らしましたが、体調を案じてそっと抱きしめました。

大勢の魅了を浄化した副作用なのか、ララは強くロイを求め、頬を赤らめながら「もっと触れたい」と伝えます。

しかし、欲望を抑えきれないのは彼女だけではありませんでした。ロイもまた同じ気持ちを抱え、ララに「名前で呼んでほしい」とお願いすると、その響きにさらに興奮を覚えます。

やがて、お互いに何もまとわぬ姿となり、ララは恥じらいながらも、ロイの鍛え上げられた体に視線を奪われ、ますます熱を帯びていきました。

「欲しい」と囁くロイに、ララもまた素直に「私も、ロイが欲しい」と伝えます。

ロイはそっとララを見つめ、「結婚式の後まで待つ約束を、破ってもいいか」と問いかけ――。

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「灰かぶり令嬢と行き遅れ元王太子の結婚」45話ネタバレ

ロイは「痛いかもしれないが、優しくする」と囁き、不安げなララの唇にそっとキスを落としました。

ララは、これまでロイと過ごした日々を思い返し、「彼となら大丈夫」と微笑みます。

しかし、ロイのものが入ると、思わず痛みに震えました。その涙は痛みだけでなく、どこか快楽に満ちたものでもありました。

「全部入ったよ」とロイが告げると、ララは震えながらも「動いても大丈夫」と伝えます。

その言葉を聞いたロイは、これ以上抑えることができず、深く激しくララを貫き、二人の体は一つになりました。

翌朝、目を覚ましたララは、昨夜の出来事を思い出し、思わず頬を赤らめます。しかしすぐにヴィルキャスト家の騒動を思い出し、前婚式がどうなったのかをロイに尋ねました。

けれど、ロイは「今はそれより、ララを抱きしめたい」と言い、再び優しくキスをします。

そのとき、扉をノックする音が響き、フィンの声が聞こえました。

慌てる二人。ロイは「続きは夜に」と甘く囁きながら、ベッドから身を起こすのでした。

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「灰かぶり令嬢と行き遅れ元王太子の結婚」46話ネタバレ

慌てて身支度を整えたロイとララですが、昨夜のドレスが無造作にベッドに転がっているのを見つけたフィンに揶揄われ、ララは恥ずかしさのあまり顔を隠してしまいました。

フィンは前婚式での事件について報告し、ヴィルキャスト家は牢に入れられ、ベルブロン王国には多額の賠償金が請求されると告げます。

ララは実家が問題を引き起こしたことを詫びましたが、フィンは「イレギュラーな事態だった」と言い、彼女を責めることはしませんでした。

ヴィルキャスト家の人々は、ララが去ったことで水の汚染が止まらず、感染症が拡大したため、どんな手を使ってでも自分たちだけが救われようとしたのだとフィンは説明します。

ララは彼らの愚かさを哀れに思いながらも、同情することはありませんでした。

そんな中、フィンは王国に関わる人々だけで挙式を挙げることを提案します。しかし、他国への牽制のためにララを利用しようとする考えに、ロイは強く反発し――。

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「灰かぶり令嬢と行き遅れ元王太子の結婚」47話ネタバレ

ヴィルキャスト家に利用されたことに傷ついたものの、フィンが次期国王として民のために最善を考えていることを理解しているララは、たとえ駒のように扱われたとしても、自分を心から愛してくれるロイがいる限り大丈夫だと確信しました。

また、ロイも「ララを一人の女性として大切にすることが自分の仕事だ」と言われ、その言葉に納得します。そして、二日後に控えた結婚式の準備が進められるのでした。

部屋に戻ると、次に訪れたのはマニカたちでした。彼女たちは「様子を見に来た」と言いながら、何かを察したように黙々と片付けを始めます。

その後、湯浴みのためにララの服を脱がせると、背中にはロイがつけたキスマークがいくつも残っていました。

さらに、聖魔法の副作用も重なり、ララは絶対安静を命じられます。結婚式の準備を手伝おうとしますが、ロイに押し切られ、大人しくベッドで休むことになりました。

そんな中、ユウリが見舞いに訪れ――。

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「灰かぶり令嬢と行き遅れ元王太子の結婚」48話ネタバレ

ララの様子を見に来たユウリは、「招待客なしの結婚式のほうが、心から楽しめるから良かった」と微笑みました。

さらに、前婚式で多くの人を救ったララに感謝を伝え、聖魔法の副作用について尋ねます。

ララは恥ずかしさを感じながらも、聖魔法の力を後世に伝えるために、自身の経験を丁寧に話しました。

それを聞いたユウリは、からかうように笑いながらもララの無事を喜び、2人は果物を食べながら和やかに談笑します。

結婚式の前夜、不安でなかなか眠れずにいると、それに気づいたロイがそっとララを抱きしめました。

母を亡くしてからの辛い過去と、幸せに過ごしたトゥルムフート家での日々を振り返るララ。

ロイは「この先も一緒に乗り越えたい」と優しく語りかけました。その言葉に、ララは嬉しさと幸福感がこみ上げ、静かに涙を流します。

迎えた結婚式当日。ララは純白のウェディングドレスに身を包み――。

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「灰かぶり令嬢と行き遅れ元王太子の結婚」49話ネタバレ

ララのウェディングドレス姿を見たエリーは感動のあまり涙を流し、「とても綺麗です」と震える声で伝えました。

ララもまた、長年支えてくれたエリーに感謝し、心からのお礼を伝えます。

一方、ロイはララの美しさに息をのむほど見惚れ、「天使が舞い降りたのかと思った」と驚嘆しました。そして、「唇にキスをするとまた怒られるから」と冗談めかしながら、優しく頬に口づけます。

まるで絵本の王子様のようなロイにエスコートされ、ついに教会で挙式が執り行われました。

多くの人々に祝福される中、ララはまるで天国にいるような幸福を感じます。しかし、ロイの「これからも2人で乗り越えたい」という言葉を思い出し、人生には困難がつきものだと改めて心を引き締めました。

だからこそ、この世界でロイの腕の中は何よりも愛おしい――そう実感します。

神父の前で生涯の愛を誓い合ったララとロイは、祝福の中、そっと唇を重ねました。

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「灰かぶり令嬢と行き遅れ元王太子の結婚」50話(最終回)ネタバレ

教会での挙式を終えたララとロイは、城下町でのパレードへと向かいました。

多くの民が沿道に集まり、2人を祝福します。「水を綺麗にしてくれてありがとう」という感謝の声も聞こえ、ララの胸に温かいものが込み上げました。

そんな彼女の手をそっと握りながら、ロイは「民に笑顔が戻ったのは、ララのおかげだ」と優しく告げます。

しかし、ララにとってこの幸せな光景はすべてロイがいてこそ成り立っているもの。彼の存在に感謝し、「だいすき」とまっすぐに想いを伝えました。

その夜、夜風にあたりながら、ララは「人生で一番幸せな日だった」としみじみ振り返ります。

「自分の未来にララがいるなんて、まるで夢のようだ」と感謝を伝えるロイ。その言葉に胸がいっぱいになったララは、思わず彼を抱きしめました。

ロイは理性を保とうとしますが、ララは「どれほどあなたを求めているか、わかる?」と、可愛らしく挑発めいた言葉を囁きます。

屋敷に戻ると、マニカたちが2人を出迎え、寝室の準備を整えていました。

ロイのエスコートで一歩前へ進むララは、彼と過ごす幸せな日々がいつまでも続くよう、そっと祈るのでした。

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