このページでは、「あなたに愛されなくても結構です」6話から10話までのネタバレあらすじをまとめました。
「あなたに愛されなくても結構です」6話ネタバレあらすじ
メフィスはダフネに、自分のパトロンになってほしいと頼みました。
しかし、この国において「パトロン」とは、しばしば「愛人」と同義とみなされます。
ダフネは金銭的な援助はしてもいいと考えましたが、愛人になるつもりはないとはっきりと伝えます。
それに対し、メフィスは「男女の関係になる必要はない。ただ“愛人のふり”をしてほしい」と提案しました。
「男に尽くされる喜びを知るべきだ」と語るメフィスは、彼女の手を取り、「全身全霊をかけて、君の忠実な犬になる」と誓います。
ダフネは、心が揺さぶられないようにきっぱりと断りますが、なぜか彼と話すと、ふっと力が抜けるような不思議な感覚に包まれるのでした。
その後、メフィスがダフネと別れて城内を歩いていると、2人の肖像画の前に立つリカルドと出会います。
絵を見て「気に入った」と語るリカルドに対し、メフィスは「いつになったら本当の姿を見るのか」と自問し、ふと冷静になります。
その夜、リカルドは悪夢にうなされて目を覚まします。
そしてふと目をやった先に、メフィスが描いたダフネとの肖像画があり、それを見たリカルドの背筋に、ぞくりと寒気が走るのでした。
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「あなたに愛されなくても結構です」7話ネタバレあらすじ
ダフネに荊(いばら)が巻きついた肖像画を見たリカルドは、メフィスがかつて口にした「すべての帝国民の目に映る、ふたりの姿」という言葉を思い出します。
その後、ダフネはリカルドが肖像画を撤去したことに納得がいかず、困惑していました。
しかし、ふと「メフィスとの関係を知られたのではないか」と気づき、内心動揺します。
そんな中、リカルドはあらためてダフネに問いかけます。「お前は自分の意思で“俺の妻”になったのか?」
それに対し、ダフネは静かに、しかしはっきりとこう答えます。「私が選んだのは、あなたの“妻”ではなく、“皇后”としての立場です」
その返答を聞いたリカルドは、怒りをあらわにして部屋を出て行ってしまいます。
向かった先はロゼッタの部屋でした。
リカルドはひどい頭痛を訴えると、ロゼッタは何も言わず彼を抱きしめます。
その瞬間、まるで痛みが和らぐように体が軽くなり、リカルドは「ロゼッタの力は本物だ」と確信するのです。
ロゼッタは、リカルドがどれほどダフネの悪口を口にしても、穏やかな笑みを浮かべながら前向きに相づちを打ちます。
そんな彼女の姿を見て、リカルドは「なぜロゼッタが“聖女”と呼ばれるのか」が、少し分かった気がするのでした。
そのときロゼッタは、リカルドに向かって「ダフネのことでお願いがあるんです」と切り出します――。
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「あなたに愛されなくても結構です」8話ネタバレあらすじ
ロゼッタはリカルドに対し、「自分とダフネの仲を取り持ってほしい」とお願いしました。
それが自身の治癒力に関わると聞いたリカルドは、その頼みを快く引き受けます。
一方、メフィスは新たに描き下ろした絵をダフネに披露します。
その絵を見たダフネは、まるで心にかかっていた霧が晴れるような、不思議な感覚に包まれました。
「彼の絵に不思議な力がある」という噂の意味が、少しだけ分かった気がします。
さらにダフネは、リカルドが気に入らなかったあの絵も「私は好き」と素直に伝えました。
「好き」という言葉だけを抜き取って嬉しそうにするメフィスに、ダフネは少し困ったように笑いながら言い直します。
「好きなのは“絵”であって、あなたに特別な感情はありません」と。
そしてダフネは、はっきりとこう告げました。「私はリカルドを裏切るつもりはありません」
それを聞いたメフィスは、どこか寂しげに「昔から変わらないね」とつぶやきます。
「昔?」
ダフネは、メフィスと出会ったのは初めてのはずなのに、なぜ彼が自分の過去を知っているのかと、奇妙な違和感を覚えるのでした。
そんなある日、お茶会で貴族たちがそれぞれの「愛人」について語り始めます。
その話を聞きながら、ダフネはふと気づきます。――自分はもう、以前のようにリカルドを愛してもいないし、信頼もしていないのだと。
その時、ロゼッタが笑顔でお茶会に現れ、「私も仲間に入れてくれませんか?」と声をかけてきたのでした。
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「あなたに愛されなくても結構です」9話ネタバレあらすじ
ロゼッタをお茶会に迎え入れたダフネは、その場に集まった高位の貴婦人たちが、自分ではなく「陛下の子を身ごもったロゼッタ」の側につくかどうかを見極めに来たのだと察します。
ロゼッタはにこやかに「さっきの愛人の話題、続けましょう」と話し始めますが、場の空気はどこかよそよそしく、誰も乗ってこようとしません。
気まずさを感じたダフネが話題を変えようとしたその時、ロゼッタは目を潤ませて言いました。「皆さんと仲良くなりたかっただけなのに……」
周囲が同情するかと思いきや、一人の貴族夫人が口を開きます。
「ダフネ様が主催するお茶会で、ロゼッタ様が仕切るのは控えた方がよろしいかと」
その言葉に、ダフネは驚きます。自分が思っていた以上に、これまで貴婦人たちから慕われ、信頼されていたことに初めて気づいたのです。
やがて話題は「ブロワノ展覧会」に移ります。
ダフネが何気なくメフィスの名前を出すと、その名は今話題の画家として皆の興味を集め、場が一気に華やぎました。
するとロゼッタも「メフィスさんには何度かお会いしたことがあるんです」と語り、さらには「ブロワノ展覧会にもリカルド様と一緒に出席します」と口にします。
その瞬間、お茶会の空気が一気に凍りつきます。
というのも、ブロワノ展覧会は「皇帝と皇后、そしてその両家の当主のみが出席できる」という、格式の高い場。
そのルールを知らずに口にしたロゼッタの発言は、場違いなものとして受け止められました。
やがてお茶会は解散となり、帰り際にロゼッタはダフネに声をかけます。「何か企んでいらっしゃるんでしょう? 私に恥をかかせるために…」
それに対し、ダフネは落ち着いた様子で言葉を返します。「それは、あなたの勘違いです。私は、何も企んでなどいませんよ」
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「あなたに愛されなくても結構です」10話ネタバレあらすじ
ダフネはロゼッタに向かって、静かに言いました。「私はあなたに敵意など持っていません。あなたもまた、私が守るべき“民”のひとりです」
リカルドへの不信感も、ロゼッタへの嫌悪も、簡単に拭えるものではありません。
それでもダフネは、その感情を心の奥に封じ込め、皇后としての品位と立場を貫くことを決意します。
一方その頃、ロゼッタは宮殿の庭で貴婦人たちの会話を耳にします。内容は、先のお茶会についてでした。
「ダフネ様はロゼッタ様を庇って席を立った。あの優しさと聡明さ、まさに皇后にふさわしい方ですわ」
「ロゼッタ様は礼儀を知らない嘘つき。身の程をわきまえていただきたいわね」
ロゼッタの顔がさっと紅潮し、次第に怒りで震え始めます。
――何もかも、ダフネのせい。「彼女からすべてを奪ってやる……」そう心の中で呟きながら、ロゼッタは静かに唇をかみ締めたのでした。
その頃、ダフネはメフィスのアトリエを訪れていました。
扉を開けた瞬間、初めて訪れたはずなのに、なぜか懐かしい空気が胸を満たします。
壁にかけられた一枚の絵に、目が奪われました。
その絵からは温もりがあふれ出し、冷えた心にじんわりと染み込んでくるようです。
「どうして……こんなにも惹かれるのだろう?」
ふと見ると、メフィスがソファで眠っていました。そっと近づいたダフネでしたが、次の瞬間、彼に腕を引かれ――気づけば、しっかりと抱きしめられていたのです。
その胸の中に、一瞬だけ心の隙間が埋まるような安らぎが広がっていきました。
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