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『かりそめの契り~後家の花嫁は愛される~』11〜12話ネタバレ|契りの提案と婚約の始まり

『かりそめの契り~後家の花嫁は愛される~』11〜12話ネタバレ

『かりそめの契り~後家の花嫁は愛される~』第11話と12話では、雄一郎から絢子へ「契り」を意味する驚きの提案がなされ、そして正式な婚約者として迎え入れられるまでが描かれます。

これまで耐え続けてきた絢子の人生が大きく動き出す、転機となる2話です。

『かりそめの契り』11話ネタバレ|“契り”の提案と揺れる決意

雄一郎は絢子を部屋に呼び出し、静かに問いかけます。

借金はどれほど残っているのかと。

彼の口から出たのは、絢子の運命を左右する言葉でした。

雄一郎は、絢子が背負う金額は使用人として働いても到底返済できるものではないと告げます。

生家にも頼れず、やがて身売りを選ばざるを得なくなるだろうと現実を突きつけたうえで、
死を選ぶのかと問いかけます。

絢子は少しの間を置き、「先のことはその時にならなければ分かりません」と答えます。

その姿を見た雄一郎は、わずかに目を細め、「お前の死よりはましな提案をしてやろう」と言葉を続けました。

それは、妻になる代わりに借金を肩代わりするという驚きの申し出。

戸惑う絢子に、雄一郎はさらに言葉を重ねます。

妻となれば華族に戻れる、悪い話ではないと淡々と告げました。

なぜ自分なのか理解できずにいる絢子に対し、雄一郎は「理由はない。ただ都合が良かっただけだ」と冷静に言い放ちます。

絢子は再び誰かに利用されるのだと悟り、心を殺して返答します。

生きるためには、この道しかないと決意し、静かに頷きました。

「貴方の妻となりましょう」――
それが、自らに残された唯一の選択肢でした。

『かりそめの契り』12話ネタバレ|婚約発表と、いじめの終結

雄一郎の部屋を出た絢子の姿を見て、使用人頭の坂巻は思わず息をのみます。

その表情には、かつて誰かを思い出したような懐かしさが浮かんでいました。

絢子が深く頭を下げると、坂巻はすぐに「頭をお上げください」と丁寧に応じます。

事前に雄一郎から話を聞いていた坂巻は、絢子に敬意を込めて「絢子様」と呼びました。

その呼び方に、絢子は戸惑いと切なさを覚えます。

ほんの数分で立場が変わり、人生が大きく動いていくことに、自分がまだその流れに追いつけていないことを実感するのでした。

絢子は使用人の部屋を片付け、雄一郎が用意した新しい部屋へ移る準備を進めます。

そこへ千代がやってきて、片付けの様子を見て嘲るように言葉を投げかけます。

「ようやく出ていく気になったのね」と皮肉を言い、「清々する」と吐き捨てる千代。

すると坂巻が間に入り、無礼な言葉を慎むように注意します。

そして、雄一郎が絢子を正式な婚約者として迎えることを告げると、千代は驚愕します。

それを受け入れられない千代は、どうやって雄一郎に取り入ったのか、身売りでもしたのかと詰め寄ります。

絢子は何も言わずに静かに立っていました。

沈黙を挑発と受け取った千代は感情を爆発させ、絢子に手を上げようとします。

その瞬間、雄一郎が部屋へ入り、鋭い声で止めました。

静まり返る室内に、冷たい怒気を含んだ雄一郎の視線だけが響き渡ります。

これまで絢子を苦しめてきた悪意が、ついに彼の目の前で暴かれた瞬間でした。

『かりそめの契り』11話12話の見どころ・考察

11話から12話にかけては、物語の“契り”が現実のものとなる重要な展開が描かれています。

雄一郎の提案は冷徹に見えて、絢子を守るための手段でもあると考えられます。

「妻として迎える」という言葉の裏には、社会的地位を失った彼女を救いたいという静かな意志が感じられました。

一方で、12話ではついに千代のいじめが現行犯で暴かれ、長く続いた苦痛が終わりを迎えます。

坂巻が絢子を「絢子様」と呼ぶ場面は、彼女の立場の変化を象徴する印象的なシーンです。

冷たい現実の中でようやく報われた絢子の姿に、読者からも多くの共感の声が寄せられました。

11話12話を読んだ後の感想・読者の反応まとめ

  • 雄一郎の提案は冷たく見えるけど、優しさが隠れているように思えた
  • やっと自分の目で絢子への嫌がらせを確かめてくれてスッとした
  • 千代が現行犯で見つかる展開が最高だった
  • 絢子が救われて本当に良かった、次は幸せになってほしい

SNSでは「契りの提案」「婚約」「千代ざまぁ」などのワードが話題になり、第12話はシリーズの中でも最もスカッとする回として好評を集めています。

続きはこちら|13話14話ネタバレ

『かりそめの契り 後家の花嫁は愛される』12〜13話ネタバレ

雄一郎と絢子の婚約が正式に発表されたことで、今後は社交界や周囲からの反発が待ち受けていると予想されます。

また、雄一郎がなぜ絢子を選んだのか、その真意もまだ完全には明らかではありません。

次回以降では、二人の“かりそめの契り”が本当の愛に変わるまでの過程が描かれていくでしょう。

まとめ|“契り”が形となり、愛が芽生える序章へ

11〜12話では、絢子が苦難を乗り越え、雄一郎と正式に“契り”を結ぶまでの流れが描かれました。

生きるために選んだ婚約が、やがて心を通わせる愛へと変わるのか。

そして、彼女を取り巻く人々の思惑がどのように動くのか。

「かりそめの契り」というタイトルが意味する真の“契り”が始まる、印象的な章となりました。

かりそめの契り 後家の花嫁は愛される
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