このページでは、「あんた私のことを好きだったの」11話から20話までのネタバレあらすじをまとめました。
「あんた私のことを好きだったの」11話ネタバレあらすじ
王命による結婚が成功しているかを確認するための質問に対し、フィアンメッタは自信を持って「私はアイーズ侯爵夫人です」と答えました。
その覚悟ある姿勢に、グレイシャーは感銘を受け、「立派に行動している君に報いたい」と告げます。
翌日、城を去る第一王子殿下は、フィアンメッタにそっと「良き妻を演じるのは大変だろう」と声をかけました。
その言葉にはどこか含みがあり、殿下はフィアンメッタとグレイシャーの関係が表面的なものに過ぎないと察しているようでした。そして最後に「これからが楽しみだ」と不敵な笑みを浮かべ、城を後にします。
殿下が帰った後、グレイシャーをはじめとする城内の人々は、フィアンメッタの努力と功績を讃えました。
全てが順調に進んだように見えた一方で、ナスリンは殿下の来訪が成功に終わったことを悔しがります。そして、彼女はグレイシャーに直接会いに行くことを決意し…。
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「あんた私のことを好きだったの」12話ネタバレあらすじ
アイーズ領で毎年行われる精霊への感謝を示す祭り「フィングステ」が近づいたある日、フィアンメッタはグレイシャーから祭りの仕事を任されました。その手伝いのためにナスリンとその兄モスティンが城を訪ねてきます。
ナスリンはフィアンメッタの自分への呼び方や態度に違和感を覚え、何か裏があるのではないかと疑い始めます。
そして、毎年ナスリンが担当していた重要な役目を、今年からはフィアンメッタが務めると知ると、彼女たちだけでなく国中の人々からも反対や失望の目が向けられることに。
城内の雰囲気も、フィアンメッタが嫁いできた当初の冷たさを取り戻しつつありました。
さらにナスリンは、フィアンメッタに対して「侯爵夫人としての務めを果たしていない」と批判の言葉を浴びせます。
そして、歪んだ笑みを浮かべながら「グレイシャーとの子供は私が産む」と挑発しました。この発言にフィアンメッタは耐えきれず、思わずナスリンに手を挙げてしまいます。
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「あんた私のことを好きだったの」13話ネタバレあらすじ
ナスリンに手を挙げてしまったフィアンメッタは、ナスリンの巧妙な策略によって使用人たちの信頼を失い、敵対視されるようになってしまいます。フィアンメッタは侍女のポピーを通じて正しい情報を広めようと試みますが、城内ではナスリンを支持する使用人が圧倒的に多い状況に追い込まれていました。
さらに、フィアンメッタに好意的だった騎士ユーゴも、ナスリンが言いふらした噂に影響され、距離を置くようになってしまいます。
城内での立場が悪化する中、フィアンメッタは街へ出て祭り「フィングステ」について話を聞こうとします。しかし、ナスリンに手を挙げたという噂が広まり、誰も彼女に協力しようとはしません。そんな中、ようやくある女性から話を聞くことができ、誠意ある対応でお礼を述べるフィアンメッタの姿に、その女性は噂の真相に疑問を抱くようになります。
一方、フィアンメッタはフィングステの祭事で必要な魔力の込め方がわからず苦戦していました。その最中、ナスリンから呼び出され、先日の一件について謝罪を求められることになります。
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「あんた私のことを好きだったの」14話ネタバレあらすじ
ナスリンとフィアンメッタが話し合っている最中、グレイシャーが現れました。ポピーやアルフィルの証言によって、これまでのナスリンたちの言動が次々と暴かれます。
アルフィルは、ナスリンたちが城内で大きな態度を取り、フィアンメッタを貶める発言を吹聴していたことをグレイシャーに告げ、ついにフィアンメッタの味方をしました。
全てを聞き終えたグレイシャーは激怒し、ナスリンに「二度と城に来るな」と告げて追放を言い渡しました。
その後、フィアンメッタが「祭事で必要な魔力の込め方がわからない」と嘆くと、グレイシャーはそっと彼女の手を取り、優しく教えてあげます。
そして迎えたフィングステ当日。グレイシャーはフィアンメッタとともに街へ出向き、祭事を共に執り行いました。二人の努力の甲斐あって祭事は無事に成功し、街の人々からも称賛されます。
その帰り道、グレイシャーはフィアンメッタを見つめ、「君は本当に綺麗だ」とささやきます。そして、その言葉とともに彼はそっと彼女の顔に近づけて…。
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「あんた私のことを好きだったの」15話ネタバレあらすじ
フィアンメッタの美しさに心を奪われたグレイシャーは、「君は本当に綺麗だ」と言いながら彼女にキスを迫ります。しかし、2人の甘い雰囲気を壊すように突然現れたのは、フィアンメッタの友達である精霊リャマーナでした。
リャマーナとは、生まれ変わった後には出会っていないはずのフィアンメッタ。なぜ彼が自分を探していたのか気になり、彼女はその場を去ります。
残されたグレイシャーは、彼女から嫌われているはずなのに笑顔で接してくれる彼女に複雑な感情を抱き、「勘違いしないように」と自分の気持ちを抑え込もうとします。
一方で、リャマーナはフィアンメッタに生まれ変わりの謎について何か知っているようなそぶりを見せますが、質問には何も答えません。その態度に戸惑いを覚えるフィアンメッタ。
その後、グレイシャーはナスリンの件に関連してフィアンメッタに不敬な態度を取った使用人たちを罰すると宣言しました。
その姿に、フィアンメッタは彼に触れるたびに感じていた違和感の正体に気づき始めます。それは彼女が長い間、心の奥底で抱いていた感情と結びついているようで…。
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「あんた私のことを好きだったの」16話ネタバレあらすじ
1度目の結婚で感じたグレイシャーのゾッとするような冷気を、今回は全く感じないことに気づいたフィアンメッタ。彼女はその理由を考える間もなく、領内に現れた魔獣討伐に同行することを決意します。
討伐隊に加わったフィアンメッタは、魔力操作の腕前を披露し、騎士たちからの信頼を得ます。自然と場の雰囲気は和やかになり、皆で野営の準備を進めました。
しかし、騎士たちが用意した寝具はベッドが一つだけ。フィアンメッタとグレイシャーはお互いに緊張しながらそれを共有し、一夜を過ごします。翌朝、気まずさを抱えつつも魔獣討伐に向かいました。
現れた魔獣は、驚くべき強力な魔力を放ちながらも子供の姿をしており、そのギャップにフィアンメッタは圧倒されます。
それでも果敢に戦う彼女は、戦闘中にグレイシャーが魔法を使わないことに疑問を抱き始めました。
やがて、魔獣の猛攻によってグレイシャーの魔力が途切れ、隊全体が危機に陥ります。その瞬間、フィアンメッタは咄嗟に行動し、彼を救いました。
しかし、その接触の中でフィアンメッタは決定的なことに気づきます――グレイシャーから、まったく魔力を感じないのです。
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「あんた私のことを好きだったの」17話ネタバレあらすじ
グレイシャーから魔力を感じないことを確信したフィアンメッタ。しかし、彼が何も話すつもりはないと悟ると、悔しさのあまり涙がこぼれました。
そんな彼女に対し、グレイシャーは謝罪し、すべてを説明すると約束します。そして、彼女に歩み寄るうちに、「彼女には絶対に死んでほしくない」と強く思うのでした。
実は、魔力を蓄えて増強する魔具をうまく使えず、魔獣討伐の際に魔法を失敗してしまったグレイシャー。その影響で魔力が弱まっていると彼は語ります。
「情けない姿を見せたくなかった」と打ち明けるグレイシャーに、フィアンメッタは「私たちは夫婦なのだから、もっと頼ってほしい」と優しく伝えます。
そして彼女は、魔力の減少についてもう一度医者に診てもらうよう提案しました。
そのとき、一度目の人生で貴族の間に流れていた“ある噂”を聞いた記憶がよみがえりそうになりますが、はっきりとは思い出せません。
話を終えた二人は手をつなぎ、ベッドへと入ります。フィアンメッタの胸は高鳴り、「ついに夫婦として結ばれるのか」と期待と緊張でいっぱいになるのでした。
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「あんた私のことを好きだったの」18話ネタバレあらすじ
何事もなく朝を迎えると、グレイシャーはフィアンメッタの表情が豊かなことに気づきました。それは幼い頃と変わらず、懐かしい記憶がよみがえります。
二人が初めて出会ったのは子供の頃。その時から敵対する家同士の関係にあり、グレイシャーは家族から「仲良くするな」と言われていました。
それでも、ひとりで魔法の練習をするフィアンメッタの姿を見かけるたびに、彼は彼女の力になりたいと思い、こっそり手紙を渡していました。
グレイシャーは“魔法を教える妖精”として彼女と手紙のやりとりを続け、フィアンメッタはそのお礼にお菓子や小物を贈る——そんな秘密の関係が続きました。
やがて数年が経ち、大人になったフィアンメッタと再会したとき、グレイシャーは思わず彼女に目を奪われます。それからというもの、彼の心は彼女のことでいっぱいになってしまいました。
そしてある日、「フィアンメッタのことが好きなのか？」と問われたグレイシャー。その瞬間、彼は自分の気持ちに気づいたのでした。
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「あんた私のことを好きだったの」19話ネタバレあらすじ
「フィアンメッタのことが好きなのか？」と聞かれ、自分の気持ちに気づいたグレイシャー。
しかし、両家の不仲という現実を前に、結婚は難しいと感じていました。
それでも、ますます綺麗になるフィアンメッタの赤い瞳からは目をそらせずにいたのです。
そんなグレイシャーの気持ちを察していたオズワルドは、素直にならない彼にある贈り物をします。
それは王家からアイーズ家への提案――「両家の不和解消の第一歩として、フィアンメッタとの婚姻を結ぶチャンス」を与えるものでした。
断固として反対する父親を振り切り、グレイシャーは「王家からの提案を受け入れたい」と必死に説得します。
父親は、グレイシャーの本気の気持ちを感じ取り、「両家が歪み合う本当の理由を知っても、それでもフィアンメッタを愛せるなら許そう」と決意しました。
しかし――
間もなく父が魔獣討伐で命を落としてしまうのです。
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「あんた私のことを好きだったの」20話ネタバレあらすじ
アルフィルは、フィアンメッタがフルラム家の出身だからと偏見を捨てずに酷い態度を取ってきたことを謝罪しました。
そして、片膝をつき、魔獣討伐で討伐隊とグレイシャーを守ったことに心からの感謝を伝えます。
その後、医者にグレイシャーの魔力を診てもらうと、「魔力の減少には魔力交換が効果的」だと助言を受けました。
向き合って座り、手を合わせて魔力を馴染ませると、フィアンメッタは全身でグレイシャーの魔力を感じ、思わず気持ちよくなってしまいます。
「どうして手を出してこないの？」
フィアンメッタがそう尋ねると、グレイシャーは「18歳に満たない彼女の体を気遣っていた」ことを明かします。
「構わないわ」――フィアンメッタはそう言って、キスをしようと顔を近づけました。
しかし、その直前にドアが鳴り、二人は慌てて離れます。
そして、フィアンメッタは社交界からの招待状を受け取ったのでした。
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