このページでは、「竜の尻尾を噛む二十日鼠」11話から20話までのネタバレあらすじをまとめました。
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「竜の尻尾を噛む二十日鼠」11話ネタバレ
早々に結婚の準備を進める陛下は、皇太后に付け入る隙を与えないよう、急いで事を運んでいました。
ラリンが正式な側室となってから、皇女たちが妙に静かなのも気がかりでしたが、陛下にとって最も厄介なのは、何を考えているのか読めないカヤルン侯爵の存在でした。
一方ロゼシアは、陛下に献上する予定だったガチョウがいなくなったことに腹を立て、侍女を叱責し、そのことを母親に訴えます。
ラリンが側室となったことに激しく怒るロゼシアを、周囲は「愚かで傲慢だ」と嘲り、ラリンが本格的に力を持つ前に何とかしようと裏で動き始めるのでした。
結婚式の準備を進めるラリンは、純白のドレスを仕立て、陛下と並ぶためにヒールの高い靴を用意します。
慣れないヒールで足を痛めながらも頑張るラリンを知った陛下は、「履かなくていい」と言って、彼女の足からそっと靴を脱がしました。
「優しいですね」と言うラリンの言葉に、陛下は、人間にそう言われたのはこれが初めてだと感じるのでした。
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「竜の尻尾を噛む二十日鼠」12話ネタバレ
着々と結婚式の準備が進む中、皇太后とカヤルン侯爵の対立によって、サルタトール伯爵の後ろ盾も得られず、陛下はその状況に呆れ果てていました。
皇帝すら凌ぐ権威を持つカヤルン家からは、マノロスが会議に出席していました。
貴族たちの様子をうかがいつつ始まった会議では、早速、ラリンの出自について話題が上がります。
ヴィゴレが「ラリンは裏通りの出身らしい」と発言すると、「そんな者が皇族と結婚するなど、皇室の名誉を汚す」として議会がざわめき始めました。
マノロスはそれに対し、「根拠のない噂話だ」と非難しますが、ヴィゴレは「自分が裏通りで直接聞いた話だ」と強気に主張。
その発言に、陛下は鋭い視線を送り、威圧することで牽制します。
するとヴィゴレは「純潔裁判を要求する」と言い出し、そこへ皇太后が現れて、翌日に裁判を行うことが正式に決定されてしまいます。
会議が終わると、陛下はすぐさま禁断の森へと向かい、ケイアスを呼び寄せ、サルタトール伯爵を招くよう頼みます。
ラリンの純潔について、伯爵に証言してもらうつもりなのですが――。
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「竜の尻尾を噛む二十日鼠」13話ネタバレ
「純潔裁判」と聞いて憤るカールに、陛下は、ラリンが“裏通りの出身”だという証拠を掴まれてしまったと明かします。
けれど、サルタトール伯爵のお墨付きがあれば、たとえ証拠があっても裁判は覆せる――そう陛下は言いました。
妖精とカールが言い合うなか、裁判の準備が順調に進んでいると思っていた陛下でしたが、心のどこかで、果たして明日の裁判にサルタトール伯爵が現れるのか、不安を拭いきれずにいました。
ラリンの純潔が証明できなければ、死罪は避けられない――そのことを確信していた陛下は、いっそのことラリンを禁断の森に逃がしてしまおうかと、葛藤します。
夜が明け、朝。
陛下はラリンに問いかけます。「今でも、死にたいと思うか?」
ラリンは静かに、けれどはっきりと答えます。「いいえ。今はまだ、そばにいたいと思います」
その言葉を聞いた陛下は、ラリンに逃げるよう促しますが、ラリンは首を振ります。
「必要とされ、役目を与えられたのが嬉しかったんです」そう告げたラリンは、自らの意志で逃げずに、陛下のそばにいることを選んだのでした。
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「竜の尻尾を噛む二十日鼠」14話ネタバレ
サルタトール伯爵が現れることはなく、裁判の日を迎えたラリン。
不安に駆られる彼女に、カールは必死で「こう答えて」と受け答えの仕方を教え込みます。
陛下は万が一に備え、妖精たちに「ラリンが有罪になったら、すぐに禁断の森へ連れて逃げよ」と命じます。
すると妖精たちは「ラリンと一緒に妖精の村へ行こう!」と無邪気に盛り上がっていました。
そして、裁判が始まります。
ラリンは自らの潔白を主張しますが、ヴィゴレが用意した証人として現れたのは、ラリンをかつて“買い取った”と証言する商人・レクトでした。
レクトは、ラリンがかつて売春婦だったと語り、会場は騒然となります。
嘘を並べ立てるレクトに対して、反論するだけの証拠も持たないラリンは気持ちが沈みかけますが、カールに教えられた通り、「知らない」と毅然とした態度で答えます。
話が平行線のまま進む中、皇太后が口を開きます。「では、レディとしての教養を披露し、それが相応しいものであれば純潔と認めましょう」
ラリンにとって不利な状況に、会場には緊張が走ります――その時。扉が音を立てて開き、そこに現れたのは…姉のアリーズでした。
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「竜の尻尾を噛む二十日鼠」15話ネタバレ
ケイアスとともに現れたアリーズは、堂々とした態度で陛下に挨拶し、その品格に裁判長も思わず感心します。
アリーズは、ラリンとは腹違いの姉妹であり、ラリンが妾の子であると証言しました。しかしそれに対してレクトは、「彼女はただの食堂の下女だ」と反論します。
レクトは本来、リザから口止め料として金銭を受け取っていたにもかかわらず、こうして証人として出廷していたのです。
アリーズの登場に動揺したヴィゴレも強引に反論を試みますが――
そこでアリーズは、ラリンが身につけていた髪飾りに注目させます。
その髪飾りは、伯爵家の女主人に代々受け継がれてきた家宝であり、かつて後宮に入るはずだったアリーズが、噂を理由に選ばれず、代わりに妾の子であるラリンが入宮した――その「償い」としてアリーズが贈ったものだ、と語り、見事に美談へと昇華させたのでした。
アリーズの堂々たる証言により、ラリンの純潔は正式に認められ、裁判は閉廷します。
勝利に安堵し、ラリンが喜びに包まれるなか――
乗り物酔いでふらりと膝をついたアリーズに、そっと手を差し伸べたのはカール。
ふたりの間には、ほんのりとやわらかな空気が流れていました。
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「竜の尻尾を噛む二十日鼠」16話ネタバレ
思わずカールに差し出された手を取ろうとしたアリーズでしたが、すぐに気を取り直し、毅然とその手を振り払います。
その様子を見ていたケイアスは、「やはり伯爵より彼女のほうが役に立つ」と心の中で確信していました。
伯爵との会話が外に漏れ聞こえていたことで、アリーズが先に動き、結果的に裁判を有利に導いたのです。
「人間にしては、なかなか機転が利くな」とケイアスが褒める一方で、陛下は「いざというとき、その賢さが邪魔になるかもしれない」と静かに懸念を口にします。
久しぶりの姉妹の再会。
アリーズは、ラリンが以前よりも自然に笑うようになっていることに気づき、周囲の人々が彼女に優しくしてくれているのだろうと察します。
その後、アリーズは陛下に「ふたりきりでお話ししたいのですが」と申し出ます。
そして、ラリンを巡って、互いに腹の内を探るような静かなやり取りが始まります。
アリーズは、本当にラリンを守るために家宝の髪飾りを与えたと語りますが――
その一方で、後宮に入ることを止められなかった自分を、ずっと案じていたのです。
「今回、裁判のことでこうして陛下にお会いできました」
そう前置きしたアリーズは、陛下が後ろ盾も作らず、あえて皇宮から距離を取ろうとしているように見えると指摘し、その理由を尋ねます――
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「竜の尻尾を噛む二十日鼠」17話ネタバレ
陛下が自らの地位を捨てようとしていることを見透かしたアリーズの鋭い洞察力に、陛下は思わず脱帽します。さらにアリーズは問いかけます。
「皇宮を離れようとしているのに、なぜ今になって側室を持たれたのです? ラリンをどうなさるおつもりですか?」
陛下は答えを返さず、黙したまま。その沈黙を埋めるように、アリーズは自身の考えを口にします。
「ラリンを囮にして皇太后を挑発し、焦った皇太后が何かしらの“弱み”を見せるのをお待ちなのでは?」
その読みは見事に的中しており、陛下も否定はしませんでした。
するとアリーズは「それなら、私がラリンの教育係になります」と名乗り出ます。
「構わぬ」と陛下は答えつつも、彼女が皇太后を敵に回すことになり、伯爵家を危険にさらすのではないかと念を押します。
しかしアリーズは毅然とした態度で言いました。
「私はいずれ当主になる身。そのためにも、誰につくかを見極めるのは、今しかありません」
その大胆な言葉に、陛下はその先見の明を「末恐ろしい」と感じつつも、こう頼みます。
「――結婚式の準備も、手伝ってくれ」
久しぶりにラリンと再会したアリーズは、その元気な姿に安堵し、「これから楽しくなりそう」と胸を弾ませながら、ベッドに身を沈めるのでした。
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「竜の尻尾を噛む二十日鼠」18話ネタバレ
アリーズに冷たくあしらわれ、気落ちしていたカールは、皇宮内で同じ護衛騎士・ディボシオと顔を合わせます。
平民出身のカールが陛下に仕えていることが気に食わないディボシオは、嫌味を投げつけた挙句、彼に殴りかかってきました。
「またか……」慣れた様子でうんざりしつつも抵抗しなかったカールは、そこへ現れたマノスに助けられ、ようやく自室へと戻ります。
部屋には、ラリンとアリーズが仲良くお茶をしていました。カールの腫れた顔にすぐ気づいたアリーズは、驚いて立ち上がり、駆け寄ります。
その距離がぐっと近づいた瞬間――
カールは裁判のあと、手を払われたことを思い出し、「あの時は無礼をしてしまった」と素直に謝ります。
カールの美しい顔と真摯な態度に、アリーズは思わず頬を赤らめてしまいます。
その様子を見たラリンは、初めて見る姉の表情にどこか引っかかるものを感じ、表情を曇らせました。
アリーズもまた、自分がカールを誤解していたことを認め、「こちらこそ、ごめんなさい」と頭を下げます。
険悪だった空気はすっかり和らぎ、ふたりは自然な雰囲気の中で、ラリンの教育係としての話を進めていきました。
けれど――そんな姉の姿を見つめるラリンの瞳には、どこか寂しさがにじんでいました。
「……お姉様なのに」
心の中でそう呟いたラリンは、ひとり静かに笑みを薄くしていくのでした。
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「竜の尻尾を噛む二十日鼠」19話ネタバレ
結婚式の準備で慌ただしい日々の中、陛下とラリンは人目の少ない部屋でダンスの練習をしていました。
慣れないヒールと緊張で、どこかぎこちないラリン。
ふと、そんな彼女に優しい目を向けた陛下が「無理はしていないか」と声をかけます。
そのまなざしに、ラリンははっとして顔を上げます。
――陛下が見てくれている。ならば、ちゃんと応えたい。
そんな思いが胸に灯り、ぎこちなさの中にも少しずつ気持ちがこもっていきました。
練習を重ね、動きが形になってくると、陛下がそっと微笑みながら「上出来だ」と褒めてくれます。
その一言に、ラリンの胸はほのかにあたたかくなり、自然と表情がほころびました。
一方、アリーズはケイアスを通じてドレイクと関わったのは初めてだと話しながら、初代皇后とその守護竜の伝承に話題を向けます。
ですが、陛下は「ケイアスはただの友人だ」とあっさり答えるのみ。そのやり取りに、アリーズはますます彼らの“出会い”が気になっていきます。
やがて話題は、ラリンの「託宣」へと移りました。占いというにはあまりにも正確すぎる“巫女の言葉”。
それによって、ラリンの素性が明らかになってしまうのでは――と、アリーズも陛下も不安を抱えていました。
その時、アリーズが提案します。「それなら、私が代わりに託宣を受けましょう」
ラリンを守るため、迷いのない目でそう告げたアリーズに、陛下は静かに目を細めるのでした。
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「竜の尻尾を噛む二十日鼠」20話ネタバレ
アリーズが託宣を受けるため、ラリンとともに馬車に揺られて神殿へ向かう道中。ラリンはふと、少し寂しそうに姉へ問いかけます。
「式が終わったら……お姉様は、帰ってしまうの?」
それに対し、アリーズは冗談めかして笑いながら答えます。「せっかくだし、夫候補でも探してみようかしら」
その言葉にラリンは目を丸くし、驚きを隠せません。
アリーズは続けて、自身の立場を冷静に語ります。「私が結婚するなら、婿養子として迎えることになる。条件が厳しいから、なかなか候補はいないの」
その言葉を聞いて、ラリンの胸にある考えが浮かびます。
――もし、カールとお姉様が結婚したら、ここに残ってくれるのでは?
「そうなったら……毎日会えるのに」ぽつりとつぶやいたラリンの言葉に、アリーズは少し表情を曇らせながらも穏やかに笑います。
しかし、アリーズが「結婚したら領地で暮らすことになる」と言うと、ラリンの目に涙がにじみました。
「一緒に暮らせないなら……カールはお姉様には似合わない」その言葉は、子どものような嫉妬と、ほんの少しの切なさがにじんでいました。
やがて、皇宮の神殿に到着。アリーズが側室のふりをして巫女の前に出ると――
巫女は驚いたように目を見開き、ひざまずいて言いました。「未来の皇后様……」
予想外の言葉に驚きつつも、アリーズはすぐに陛下のもとへ戻り、報告します。「ラリン様が危険に晒される可能性があります。発表は中止した方が――」
しかし陛下は、静かに首を振ります。
「囮としては、むしろ都合がいい」その冷静な判断に、アリーズはわずかに眉をひそめます。
そんな中、カールが静かに近づき、アリーズに声をかけました。
「……話がある」彼の瞳は、いつになく真剣で――。
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