このページでは、「北部戦士の愛しい花嫁」6話から10話までのネタバレあらすじをまとめました。
「北部戦士の愛しい花嫁」6話ネタバレあらすじ
メルティアの腕を強く引いたのは、ウェリンの族長の息子・セブルスでした。
和平の対価として差し出されたメルティアのあまりの華奢さに、彼は憤りを感じ、彼女に詰め寄ります。
メルティアは恐怖に震え、目を開けることすらできません。その様子に苛立ったセブルスは、さらに声を荒げました。
助けを求めるメルティアのもとに駆けつけたのは、アルトルでした。彼はセブルスの手を振り払い、メルティアを抱きしめます。
アルトルが鋭い視線でセブルスを睨みつけると、その殺気に気づいたセブルスはひるみます。
しかし彼は、アルトルを「二束三文で和平を結んだ恥知らず」だと罵りました。
メルティアの腕には、痣が残るほどの痕がついていました。
それに気づいたアルトルは怒りをあらわにし、剣を構えてセブルスを追おうとします。
しかし、メルティアは「自分が悪いのです」と彼を引き留め、謝りました。
そんな彼女にアルトルは言います。「もっと自分を認めてほしい。君は、僕が選んだ花嫁なんだ」と。
その言葉を聞いたメルティアは、彼のために胸を張れる妻になりたいと、心に誓うのでした。
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「北部戦士の愛しい花嫁」7話ネタバレあらすじ
アルトルのエスコートで宴の場に現れたメルティアは、彼の妻としてきちんと挨拶をしようと心を決めていました。
隣に立つアルトルは、北辺十二部族の盟主として堂々と挨拶を述べます。
しかし、その隣に並ぶメルティアは、身体の小ささと控えめな姿が目立ち、会場の賓客たちからは彼女を奇異の目で見る声がヒソヒソと漏れ聞こえてきます。
それでもメルティアは、盟主の妻として夫に恥じぬようにと決意を固めます。
胸を張り、目は開けられずとも、堂々とした口調で言葉を紡ぎました。「私はこの地が好きです」と、想いを込めて語ります。
その真摯な姿と言葉に、賓客たちの表情は徐々に変わり、やがて感嘆の声と拍手が沸き起こりました。
和やかな空気と温かい拍手に、メルティアは「少しは認めてもらえたのかもしれない」と、胸をなでおろします。
ところが、セブルスが苛立ちを露わにします。「目も開けずに喋って、怖がっているだけだろう!」と、怒声を上げたのです。
その声と、張り詰めた空気に、再びメルティアの身体はこわばります。
しかしその瞬間、アルトルが一言、「俺に合わせろ」とだけ言い、大勢の前でメルティアにキスをしました――。
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「北部戦士の愛しい花嫁」8話ネタバレあらすじ
アルトルは、大勢の前でメルティアにキスをしたように見せかけながら、そっと囁きます。
「首に腕を回してくれ」
メルティアはその言葉を信じ、彼の首に腕を回します。するとアルトルは、思わず本当に彼女にキスをしてしまいました。
それにより、メルティアがアルトルを恐れていないことがはっきりと伝わり、会場にいた部族たちも納得した様子で、宴は再び和やかな空気に包まれます。
一方でセブルスは不満げな表情を浮かべ、黙って宴の席を立ち去りました。その背を見送りながら、周囲では彼への失望の声がささやかれ始めます。
大勢の前でキスを交わしたことに、メルティアは顔を赤らめて恥ずかしがります。
けれど、アルトルのおかげで“妻として”堂々と振る舞えたと、素直に感謝の言葉を伝えました。
やがて、メルティアに挨拶をしたいと数人の戦士たちが近づいてきます。
その気配に思わず身をすくめるメルティアでしたが、アルトルがそっと手を握ってくれたことで、勇気を取り戻します。
宴が終わる頃、メルティアは満足そうに微笑みながら言いました。
「今日は、あなたのおかげで頑張れました」
その笑顔の美しさに、アルトルは思わず頭を抱えてしまいます。
そして、ふと問いかけました。
「メルティアがまだ目を見せてくれないのは……俺が怖いから、なのか?」
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「北部戦士の愛しい花嫁」9話ネタバレあらすじ
メルティアは、アルトルが怖いわけではないことを伝えようとします。
けれど、男性の前では目を開けられないという秘密を告げれば、彼に嫌われてしまうのではないかという不安がよぎり、どうしても言葉にできません。
その肩がわずかに震えていることに気づいたアルトルは、静かに言いました。
「いつか、君の目に俺が映るまで待つよ」
その言葉に胸を打たれたメルティアは、「必ず……目を開けられるようになります」と、決意を込めて約束します。
アルトルはにこりと笑い、「じゃあ、部屋に戻ろうか。蜂蜜酒を飲もう」と、そっと彼女の手を引きました。
お湯で割った蜂蜜酒に体が温まり、ほっとした表情を浮かべるメルティア。
アルトルは、その酒が彼女との婚姻が決まったときから寝かせていた特別なものだと語ります。
その話しぶりに、メルティアは彼が今を心から楽しんでいることを感じ、少しうれしくなりました。
人生で初めてたくさんのお酒を口にしたメルティアは、次第にうとうとし始めます。それを見たアルトルは、そっと彼女を寝かせ、部屋を出ようとしました。
しかし、メルティアはその手を取って、小さな声で言います。
「まだ……一緒にいたいです。一緒に、休みましょう」
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「北部戦士の愛しい花嫁」10話ネタバレあらすじ
アルトルは、メルティアの「一緒に休みたい」という言葉に、静かに首を振りました。「今日は無理だ」と優しく断ります。
寂しげな表情を浮かべるメルティアに、アルトルは続けて言いました。「眠るまで、そばにいるよ」
その一言に、メルティアの胸は再びときめきます。
彼の言葉ひとつで心を揺らされる――まるで特別な力を持っているかのようだと、彼女は思いました。
──翌朝。
メルティアは昨晩の自分の言動を思い返し、「節操がなかったのでは」と少し後悔します。
けれど、アルトルの唇の感触を思い出すと、胸の奥がドキドキと高鳴ってしまうのでした。
リザの勧めで髪型を少し変えたことで、気持ちにも新たな風が吹きます。
今日は、臆病な目を克服するための第一歩を踏み出す日。そう決意したメルティアは、自ら戦士たちに声をかけに行きました。
しかし、思っていた以上に彼らの迫力に圧倒されてしまいます。
そんな中、クエンサーの声に気づいたメルティアは、目的を思い出して言いました。
「アイリーバーンに詳しい方を探しています」
それを聞いたロミスは、彼女との距離を感じ、「本当は戦士たちのことが苦手なのでは?」と問いかけます。
「戦士が怖いのか?」
メルティアは慌ててそれを否定しました。「怖いわけではありません。ただ……もっと皆さんのことを知りたいんです」
その真摯な言葉に、ロミスは少し目を見開き、彼女を見直したように微笑みます。
「ならまずは――アルトルのことを本当の意味で知らないとな」
そう言って、彼は意味深に笑ったのでした。
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