このページでは、「穴うめ結婚 期限つき公爵夫人はくじけない」31話から40話までのネタバレあらすじをまとめました。
「穴うめ結婚 期限つき公爵夫人はくじけない」31話ネタバレ
イレールの回想シーン。
彼は、クレアが匂いさえ苦手とする赤ワインを、自分も飲むのをやめていました。少しでもクレアによく思われたいからです。
ふと、ある疑問が浮かびます。自分がソフィーナを10年思い続けてきたのは、本当に自分の意思だったのだろうか。
ソフィーナに好かれたいという気持ちよりも、「王女にふさわしい男にならなければ」と気負っていただけではないか――。
一方でクレアに対しては、彼女のために何ができるのか、気づけばクレアのことばかり考えている自分がいます。
そんなことを考えているうちに、会場内が騒がしくなってきました。騒動の中心にはアメリアがいて、令嬢たちに慰められながら泣いています。
「二人きりになった途端、ワインをかけられた」と訴えるアメリアに、イレールは「あり得ない」と一蹴しました。
そしてアメリアを無視してクレアのもとへ向かい、顔色の悪いクレアを外へ連れ出します。
クレアが謝ろうとすると、イレールはそれを遮り、「これから無実を証明しに行こう」と提案します。
しかしクレアは、この濡れ衣を“利用する”と言い出して――。
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「穴うめ結婚 期限つき公爵夫人はくじけない」32話ネタバレ
会場に戻ったクレアの前には、泣き続けるアメリアの姿がありました。
クレアは感情的にならず、状況を静かに、客観的に整理しながら諭していきます。その言葉は、周囲に「アメリアが暴走している」ことを十分に伝えるものでした。
そしてクレアは、はっきり告げます。
「あなたは、私の代わりにはなれない。自分自身の幸せを見つけなさい」と。アメリアは悔しそうに顔を歪めますが、反論できません。
帰りの馬車で、クレアはどこかすっきりした表情をしていました。アメリアにあれほど強く言い返せたのは初めてだったからです。
クレアは、これまで味方は祖母だけで、祖母が亡くなってからはずっと一人ぼっちだったと打ち明けます。それでもイレールと出会い、彼が味方でいてくれたからこそ、今回アメリアに言い返せたのだと。
クレアはイレールに感謝し、「公爵様に報いるためにも、ソフィーナ王女と結婚できるよう最後までお手伝いします」と言い切ります。
その言葉に、イレールは胸が痛くなりました。今「好きだ」と言えば、クレアは困惑するだろう――。
いつなら自分の気持ちを伝えられるのか。ソフィーナが帰国してもなお愛していると伝えれば……。
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「穴うめ結婚 期限つき公爵夫人はくじけない」33話ネタバレ
クレアは、昨夜のイレールの切なげな表情を思い出します。
もしかしたら、自分を通してソフィーナ王女のことを思い出していたのではないか――そう考えてしまうのです。
「イレール様が私に向けて、あんな表情をするはずがない」と分かっているのに、胸がざわつく自分にも戸惑います。
場面が変わり、クレアはイレールと展示会へ行くことになります。目的は、支援する芸術家を見つけるための展示会でした。
イレールはすでに何人か支援しており、「クレアもこの機会に探してみたら?」と提案します。
しかしクレアは、「いつか去る身の私が支援したら、その芸術家が可哀想です」と答えます。その言葉を聞いたイレールは、ひどく悲痛な表情を浮かべました。
クレアには、なぜそんな悲しみに満ちた顔をするのか分かりません。
イレールは「クレアが選んだ芸術家は、未来永劫エデル公爵家が支援する」と約束します。
その言葉にクレアは、「何でも持っているイレール様のために、自分は何ができるのだろう。私が差し出せるものなんて何もないのでは」と、胸の奥がきゅっと痛みます。
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「穴うめ結婚 期限つき公爵夫人はくじけない」34話ネタバレ
展示会当日。
イレールにエスコートされながら、クレアは彫刻や絵画を見て回ります。イレールは「忖度のないクレアが選ぶ作品を見てみたい」と言いますが、クレアはつい謙遜ばかりしてしまいます。
それでもクレアは、イレールが芸術家選びまで気負いすぎないよう気遣ってくれていることを理解していました。
いつも通りのはずなのに、イレールが近づくと胸が高鳴ります。絵画を見るのが楽しいと言うクレアに、イレールは「別荘に絵画を所蔵しているから、一緒に見に行こう」と誘います。
しかしクレアは、残りの契約期間を思うと実現できない誘いだと感じ、これも周囲へのパフォーマンスのための発言なのだろうと勝手に思い込み、悲しくなります。
二人の気持ちはすれ違ったまま展示会を見終え、クレアは支援する作家を選びました。ところが選んだのは、絵画でも彫刻でもなく――額縁を作る作家で……!?
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「穴うめ結婚 期限つき公爵夫人はくじけない」35話ネタバレ
「額縁作家を支援する」と話しているところへ、キースが笑いながら現れます。
額縁はこの世界では“絵画の飾り”と見なされ、重きを置かれていないため、貴族が支援するのは珍しいことだったのです。
キースは「こんな所で二人に会うとは」とニヤニヤしつつ、幼なじみとして「イレールにそんな趣味があったか?」と茶化します。キースには、イレールがクレアを喜ばせるために展示会へ誘った魂胆が見えていました。
しかしクレアはそんな思いに気づかず、「公爵様は私に気を遣いすぎているのでは」と感じてしまいます。
キースは(知ってか知らずか)イレールに「クレアのために来たと素直に言えばいい」と助言します。
話題は改めて額縁作家への支援へ。クレアは「額縁作家を支援する貴族なんて聞いたことがない。勢いで言ってしまったけれど、エデル公爵家に迷惑をかけるのでは」と不安になります。
その表情を見たイレールは、「一度アトリエへ行こう」と提案しました。
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「穴うめ結婚 期限つき公爵夫人はくじけない」36話ネタバレ
展示会から数日後、クレアはイレールとともに額縁作家のアトリエを訪れます。そこにいたのは青年セルジュでした。
イレールはさっそく本題に入り、セルジュを支援したいと申し出ます。セルジュも、貴族が額縁に興味を持つなど聞いたことがなく戸惑いながらも、二人の申し出を嬉しく思いました。
帰り道、クレアは「これでよかったのだろうか」と自問します。エデル家だけがセルジュを支援しても、世の流れは変わらないのではないか。画家と違って注目されにくい額縁作家は、自分が去った後に支援が打ち切られるのではと不安になるのではないか――。
不安が表情に出たのか、イレールが心配します。イレールは「自分も額縁作家を支援したことはない。支援以外に何ができるか一緒に考えよう」とフォローしました。
クレアは、いつも先回りして助けてくれるイレールに感謝しながらも、「本当に愛されているみたいだ」と錯覚しそうになる自分に戸惑います。
それから数日後、クレアは招待された茶会に参加します。茶会そっちのけで額縁を眺めていたクレアに、ノース伯爵家令嬢カロラインが話しかけます。
カロラインは「最近はクレアの動向を気にする令嬢が増えている」と教えます。たとえば夜会でクレアが生花を髪飾りに使って以来、それを真似する令嬢が増えたこと――つまり、クレアが“流行を作った”ということです。
その言葉にクレアはハッとし、何かを思いついたように急いで王宮へ向かいます。
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「穴うめ結婚 期限つき公爵夫人はくじけない」37話ネタバレ
思いついたアイデアを早くイレールに伝えたくて、クレアは焦る気持ちを抑えながら王宮へ向かいます。以前よりも王宮へ足を運ぶ機会が増え、少しだけ気軽に行けるようになっていました。
守衛騎士から「執務室ではなく練習場にいるかもしれない」と聞き、クレアは練習場へ。そこには剣を振るうイレールの姿がありました。あまりの凛々しさに、クレアは思わず見惚れてしまいます。
汗が滴るのを見て、クレアは慌ててハンカチを差し出します。驚くイレールは、王宮に用事のないクレアが来たことから「茶会で何かあったのか」と尋ねます。クレアは「額縁作家の支援で思いついたことがある」と話し始めました。
クレアの案はこうです。エデル家が所蔵する絵画の額縁をすべてセルジュに新調させる。影響力のあるエデル家が額縁を一新すれば注目が集まり、後に続く貴族が現れるはず。つまり、新しい流行を作るのです。
今は画家が絵と一緒に額縁を用意するため、額縁にかける費用の比重が低い。しかし絵画にこだわる貴族が額縁にもこだわるようになれば流れが変わる。資金援助を続けるより、セルジュにとってもずっと良い話だ――。
イレールは「いい案だ」と認め、さらに「エデル家で夜会を開けば、額縁の良さをアピールできる」と助言します。
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「穴うめ結婚 期限つき公爵夫人はくじけない」38話ネタバレ
クレアは「夜会を開く」などと軽々しく引き受けて、エデル公爵家に迷惑をかけてしまわないかと不安になります。けれどイレールは「もっと気楽に考えていい。夜会なら君のアイデアを最大限活かせる」と背中を押しました。
数日後、クレアは先日の茶会で慌てて退出したことを気にして、カロラインを屋敷へ招きます。二人は和やかに過ごし、親しい友人がいないクレアにとって、落ち着いた佇まいのカロラインは温かく、安心できる存在でした(カロラインはクレアより8歳年上)。
カロラインを見送ろうとしたタイミングでイレールが帰宅します。
どうやらイレールとカロラインは知り合いで、ノース夫人(カロラインの母)とイレールの母が昔から仲が良く、子どもの頃に何度か遊んだことがあるようでした。
昔話に花を咲かせる二人を見て、クレアの胸はちくりと痛みます。
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「穴うめ結婚 期限つき公爵夫人はくじけない」39話ネタバレ
イレールとカロラインが幼なじみだと知ったクレアは、楽しそうに話すイレールを見て胸が苦しくなります。
その痛みを隠すように笑顔を作り、気づかれないように振る舞いました。
その夜、クレアは眠れません。クローゼットに並ぶ、イレールにもらったドレスを見つめ、隣にある「嫁いできたときに着ていたドレス」を手に取ります。
ドレスを抱きしめながら、あと数か月でイレールのそばを離れるのだと、自分に言い聞かせるのでした。
イレールには10年思い続けてきた王女ソフィーナがいること。祖母から形見のように言われた「他人の物を欲しがるな」という言葉。
――それらを胸に、クレアは自分の気持ちに蓋をしようとします。イレールを苦しめたくない、困らせたくない。だから残りわずかな間だけ、妻として精一杯務めよう。
そしてクレアは、ある決意を固めます。
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「穴うめ結婚 期限つき公爵夫人はくじけない」40話ネタバレ
翌朝、クレアはイレールに「夜会を開きたい」と伝えます。迷惑をかけないようにすると言うクレアに、イレールは「仲間に入れてくれないか?」と申し出ました。
本来、夜会の準備は夫人の仕事です。けれどイレールは「一緒に準備をしたい」と言います。表向きはコレクション披露の夜会として開催し、実際の狙いは“額縁を流行らせること”。
セルジュを招いて趣旨を説明し、クレアは「この機会に、エデル公爵家の支援が必要ないほど有名になってほしい」と願いを伝えます。セルジュは感激し、クレアを恩人であり女神だと称えました。
クレアはセルジュに「絵画に見合った額縁」を作るよう依頼し、夜会の準備を進めていきます。
それから2週間。準備がかなり整ってきた頃、クレアは「客観的な意見がほしい」と思うようになります。そんなとき、ふと脳裏に浮かんだのは――カロラインでした。
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