『追放悪女アイーダの正義~死亡確定の悪役令嬢は夫の愛より改革を所望する~』9話~12話では、アイーダがミザーナ王国で毒殺を企て、国外追放されるまでの過去が明らかになります。
さらに、エリオットとの結婚式を経て、二人は初夜の部屋で今後の夫婦関係について話し合うことに。
そこで、エリオットが領民へ直接手を差し伸べることを恐れる理由も判明します。
この記事では、『追放悪女アイーダの正義』9話から12話までの詳しいネタバレあらすじと、アイーダの毒殺未遂、エリオットの過去、学校設立へ向けた動きについてまとめます。
9話~12話のポイント
- アイーダは王太子レオナルドの元婚約者だった
- リリナの毒殺を企てた理由が明らかになる
- アイーダとエリオットの結婚式が行われる
- エリオットはアイーダとの間に子どもを作らないと告げる
- エリオットが領民を避ける原因となった過去が判明する
- アイーダが身分を問わず学べる学校の設立を提案する
- オスカーが援助金と帳簿の調査に協力する
5話~8話では、ミリアによる首飾りの盗難やウェディングドレス破損事件が発生。
アイーダは証拠を示して嘘を暴き、ニーナの刺繍から新しい産業を作ろうと考えました。
▶ 『追放悪女アイーダの正義』5話~8話ネタバレ|ミリアの嫌がらせと反撃
原作小説の情報や最新話までのネタバレ、最終回の結末考察は、親記事でまとめています。
▶ 『追放悪女アイーダの正義』全話ネタバレ|原作小説と結末考察
ここから先は9話~12話の重要な展開に触れていますので、未読の方はご注意ください。
『追放悪女アイーダの正義』9話~12話ネタバレ
ここからは、『追放悪女アイーダの正義』9話から12話までの詳しいネタバレあらすじを紹介します。
アイーダが毒殺を企てるまで追い詰められた理由と、過去を背負った彼女が新しい人生を歩き始めるまでの流れを見ていきましょう。
9話ネタバレ|アイーダが毒殺を企てた過去
アイーダはニーナに、毒殺計画の噂が事実であることを認め、ミザーナ王国で暮らしていた頃の過去を語り始めます。
かつてアイーダは、ミザーナ王国の王太子レオナルドの婚約者でした。
国王の姪で王位継承権も持つ彼女は、未来の王太子妃になるため、幼い頃から常に完璧であることを求められてきます。
しかし王立学園に子爵令嬢リリナが現れ、レオナルドの心は彼女へ傾いていきました。
身分を気にせず誰にでも親しく接するリリナは周囲から人気を集め、レオナルドもアイーダとの婚約を破棄しようと考え始めます。
王太子妃になることだけを目的に生きてきたアイーダは、自分の人生をすべて否定されたように感じ、リリナの毒殺を企てました。
しかし協力者に裏切られ、計画は実行前に発覚。公衆の面前で断罪され、婚約破棄と国外追放を言い渡されます。
帰国後は父にも見放されますが、その頃に前世の記憶を取り戻しました。
女性は結婚や出産のためだけに生きる存在ではないと気づいたアイーダは、自分の罪を償うためにも社会を変えようと決意。
領民が読み書きや知識を身につけられるよう、アイリス地方に学校を設立すると宣言します。
10話ネタバレ|叔父オスカーと刺繍産業の可能性
結婚式当日、支度を終えたアイーダのもとへ、ノーフォーク家の叔父オスカーが訪れます。
赤い髪と青い瞳を持つ華やかなイケメン紳士であるオスカーは、各国の王妃や王女との浮名を流す遊び人として知られていました。
アイーダの父カールマルスとは不仲ですが、かつてはノーフォーク家の後継者候補にも挙げられた優秀な人物です。
オスカーは、アイーダが王太子妃になれなかったことや、嫁ぎ先に公妾と先妻の息子がいることを軽口交じりに尋ねます。
以前とは性格まで変わった姪を見て、期待のない人生にも思わぬ楽しみがあるものだと面白がりました。
やがて話題は、ニーナたちが修繕したウェディングドレスの刺繍へ移ります。
アイーダは刺繍を新産業へ発展させたいと説明しますが、オスカーは刺繍入りのドレス自体は流行遅れだと指摘しました。
その代わり、ハンカチや巾着、アクセサリー、靴などの小物へ刺繍を取り入れれば、貴婦人たちに売れるのではないかと助言します。
思いがけない発想にアイーダも感心しました。
しかし褒美として「この世で一番格好よくて大好きな叔父様」と呼ぶよう要求され、アイーダはオスカーを部屋から追い出します。
廊下へ出たオスカーは姪への興味を深めますが、その姿を物陰から謎の紅い瞳が見つめていました。
11話ネタバレ|結婚式と初夜に現れたエリオット
結婚式当日、オスカーに伴われて式場へ入ったアイーダは、大勢の参列者が見守る中、祭壇で待つエリオットのもとへ進みます。
金髪碧眼のエリオットは、まるで物語の主人公のような美しい姿でした。
しかしアイーダの胸に、幸せな結婚生活への期待はありません。
今回の婚姻はあくまで政略結婚であり、自分にはこの土地で果たすべき目的があると考えていました。
やがて誓いのキスを求められます。
恋愛経験のないアイーダにとっては初めてのキスでしたが、エリオットの唇が触れたのは口元の端で、ほとんど頬に近い場所でした。
式を終えたアイーダは、正式にアイリス侯爵夫人となります。
祝宴後、自室で用意されていたのは透けるほど薄い寝衣でした。本来なら初夜を迎える夜ですが、アイーダはエリオットが来ることはないと考えます。
ところがニーナは、エリオットとミリアは本当の男女関係ではないのではないかと指摘しました。
さらにエリオットが28歳で、11歳の息子アルヴィスがおり、先妻はアルヴィスの幼少期に流行病で亡くなったことも明らかになります。
アイーダは、エリオットと夫婦として愛し合うことはなくても、領地を立て直す協力者にはなれるかもしれないと、わずかな期待を抱きました。
そのとき、部屋の扉が突然開きます。
そこに立っていたのは、来ないと思われていた夫・エリオットでした。
二人が初夜にどのような話をするのか、物語は12話へ続きます。
12話ネタバレ|エリオットの過去と学校設立への一歩
初夜の部屋へ現れたエリオットを前に、アイーダは夫婦の営みを求められるのではないかと身構えます。しかし、エリオットが訪れた目的は、今後の夫婦関係について話し合うためでした。
エリオットは、アイーダとの間に子どもを作るつもりはなく、跡継ぎが必要になった場合は養子を迎えると説明します。
さらに、ミリアの嫌がらせも含め、これ以上アイーダが被害を受けないよう努力すると約束しました。
ところがアイーダは、城下町で奴隷として売られる女性や子どもを見たことを伝えます。
そして、領民の苦しみを知りながら目を背けるエリオットを「臆病な領主」だと厳しく批判。
自分は彼のようにはならず、領民が今より幸せに笑える社会を作るまで諦めないと宣言しました。
その言葉を聞いたエリオットは、過去の出来事を思い出します。
14歳で両親を亡くし、突然領主となった彼は、飢饉に苦しむ領民へ先妻マーガレットとパンを配ったことがありました。
しかし支援は暴動へ発展し、マーガレットは襲撃によって深い傷を負います。その後、病弱になった彼女は流行病で亡くなりました。
善意だけでは人を救えないという経験から、エリオットは領民へ直接手を差し伸べることを恐れるようになっていたのです。
翌朝、アイーダは叔父オスカーに、ノーフォーク家から出された援助金の使途と領地の帳簿を調べてほしいと頼みます。
さらに、身分を問わず学べる学校を作りたいと家令カールへ提案しました。
しかしカールは、飢饉の最中に教育へ資金を使えば領民の反発を招くと反対します。
アイーダが城のぜいたくを削ればよいと返すと、今度は使用人の仕事を奪い、城内にも敵を作ることになると牽制されました。
険悪な空気を止めたオスカーは、援助金の使途を調べるため、しばらく城へ滞在すると宣言。
落ち込むアイーダを連れ出し、「学校を作るなら街へ行く」と歩き始めます。
カールには否定された学校構想ですが、オスカーには実現へ向けた別の考えがあるようでした。
9話~12話を読んだ感想・考察
9話~12話では、アイーダの過去と現在がつながり、なぜ彼女が夫の愛よりも社会改革を望んでいるのかが見えてきました。
毒殺計画を正当化するのではなく、自分の罪を認めたうえで別の人生を選ぼうとする姿に魅力を感じます。
アイーダが罪を認めているからこそ再起の物語が際立つ
アイーダは、リリナの毒殺計画を濡れ衣だったとは主張しません。
追い詰められていた事情はあっても、自分が罪を犯そうとした事実をはっきり認めています。
王太子妃になることだけを求められ、それを失えば自分には価値がないと思い込んでいた過去には同情できますが、だからといって毒殺が許されるわけではありません。
アイーダ自身もそれを理解しているからこそ、今度は女性や子どもが誰かに支配されず、自分の人生を選べる社会を作ろうとしています。
過去をなかったことにするのではなく、これからの行動によって償おうとする姿勢が、この作品のタイトルにある「アイーダの正義」へつながっているのだと感じました。
オスカーはアイーダの有力な協力者になりそう
オスカーは軽薄な遊び人のように見えますが、ニーナの刺繍を見ただけで、ドレスではなく小物へ応用する案を出しました。
貴族社会の流行や、貴婦人が何にお金を使うのかを理解しているからこそできる助言です。
刺繍産業を成功させるには、技術だけでなく商品開発や販売先の確保も必要になるため、オスカーの知識や人脈が大きな力になりそうです。
また、以前とは考え方まで変わったアイーダを警戒するのではなく、面白がっている点も印象的でした。
ノーフォーク家の中では数少ない、アイーダの変化を受け入れてくれる人物になる可能性があります。
ただし、物陰から二人を見ていた紅い瞳の人物も気になるため、オスカーの登場が新たな争いを招くことも考えられます。
エリオットとの関係が政略結婚から変わり始める?
結婚式を終えた時点でも、アイーダとエリオットの間には大きな距離があります。
アイーダは夫の愛を求めず、エリオットも誓いのキスを口元の端だけで済ませました。
現時点では、二人とも本当の夫婦になろうとしているようには見えません。
それでも、エリオットが初夜の部屋へ現れたことは、二人の関係が動き始める合図になりそうです。
すぐに恋愛関係になるというより、まずはアイリス領をどう立て直すか、ミリアやカールとどう向き合うかを話し合い、協力関係を築いていくのではないでしょうか。
アイーダの領地改革への本気を知ったとき、エリオットが彼女をノーフォーク家から送り込まれた危険人物ではなく、信頼できる妻として見るようになるのか注目です。
エリオットは無責任ではなく過去の失敗に縛られている
12話では、エリオットが領民へ積極的に手を差し伸べようとしない理由が明らかになりました。
若くして領主となったエリオットは、飢饉に苦しむ人々を救おうとパンを配りました。しかし、善意から始めた支援が暴動へ発展し、先妻マーガレットが傷つき、その後亡くなる原因の一つになっています。
エリオットが領民へ無関心だったのではなく、自分が行動すれば再び誰かを傷つけるのではないかと恐れていたことが分かります。
ただし、領主である以上、過去の失敗を理由に領民の苦しみから目を背け続けることはできません。アイーダの厳しい言葉は残酷にも見えますが、エリオットが再び領主として立ち上がるために必要な言葉だったのではないでしょうか。
学校設立は理想だけでは進められない
アイーダは、貧困から抜け出すには教育が必要だと考え、身分を問わず学べる学校の設立を提案しました。
一方、カールが指摘したように、飢饉の最中に教育へ資金を使えば、今すぐ食料を必要としている領民から反発を受ける可能性があります。
城の支出を削れば、そこで働く使用人の生活にも影響が出ます。
アイーダの理想は正しくても、資金や雇用、領民の理解といった現実的な問題を解決しなければ実現できません。
そこで協力者になりそうなのがオスカーです。
援助金の使途を調べ、街へアイーダを連れ出したことから、学校を作るための資金や場所、人材を別の方法で確保しようとしているのかもしれません。
『追放悪女アイーダの正義』9話~12話はどこで読める?
『追放悪女アイーダの正義~死亡確定の悪役令嬢は夫の愛より改革を所望する~』の漫画は、めちゃコミックで独占配信中です。
現在のところ、コミックシーモアやまんが王国など、ほかの電子書籍サービスでは漫画版の配信を確認できません。
紙コミックスや単行本ではなく、話ごとに購入する単話配信の作品です。
無料話数やキャンペーン内容は時期によって変わるため、最新情報は公式作品ページで確認してください。
アイーダの断罪場面や修復されたウェディングドレス、エリオットとの誓いのキスは、ぜひ漫画本編でお楽しみください。
まとめ|9話~12話ではエリオットの過去と学校構想が明らかに
『追放悪女アイーダの正義』9話~12話では、アイーダがリリナの毒殺を企て、国外追放されるまでの過去が明らかになりました。
アイーダとエリオットは結婚式を挙げ、正式な夫婦となります。
しかし、エリオットは二人の間に子どもを作るつもりはなく、必要になれば養子を迎えると説明しました。
- アイーダは王太子レオナルドの元婚約者だった
- リリナの毒殺計画は事実だった
- アイーダとエリオットの結婚式が行われた
- エリオットが領民を避ける原因となった過去が判明した
- 先妻マーガレットは暴動で傷つき、後に流行病で亡くなった
- アイーダが身分を問わず学べる学校を提案した
- オスカーが帳簿調査と学校構想に協力し始めた
エリオットは領民へ無関心だったのではなく、善意から始めた支援が大切な人を傷つけた経験に縛られていました。
一方、アイーダの学校構想も、資金不足や領民の反発、使用人の雇用といった現実的な問題に直面しています。
12話のラストでは、オスカーがアイーダを街へ連れ出しました。
学校設立を実現するため、どのような方法を提案するのかに注目です。
原作小説の情報や最新話までのネタバレ、アイーダとエリオットの結末は、親記事でまとめています。
▶ 『追放悪女アイーダの正義』全話ネタバレ|原作小説と結末考察
