『42歳、満開』1〜4話では、長年“良い妻”であり続けてきた春子の心が、少しずつ限界へと近づいていきます。
子育てが終わり、夫婦2人の時間が戻ったはずの暮らし。
しかし、夫の徹は春子に冷たく当たり、家事や働き方を否定するモラハラ発言ばかり。
そんな孤独な日々の中で、春子は偶然、高校時代の元恋人・洋介と再会します。
止まったままだった心が、再び動き出す瞬間——。
今回は第1〜4話のネタバレあらすじと、春子の揺れる気持ちに寄り添いながら解説します。
『42歳、満開』1話ネタバレ|夫のモラハラと、静かな絶望
娘が巣立ち、夫婦2人だけの暮らしに戻った春子。
しかし夫・徹は、
「作り置きが増えた」「女は楽でいいよな」と家事と生活スタイルを否定し続けます。
言い返さず、笑顔でやり過ごす春子。
“この家庭を壊したくない”という思いが、彼女を沈黙へと追い込んでいました。
しかし、積もるストレスを小銭に変えて貯金箱へ落とす春子の姿は、心が限界に近づいている証でした。
『42歳、満開』2話ネタバレ|娘と外食、そして忘れられない人との再会
娘・悠里と食事に出かけた春子。
夫婦仲を心配する娘と談笑する中で思い出したのは、学生時代の甘い記憶。
そこへ、偶然現れたのは――
高校時代の恋人・洋介。
イタリアの名店で修行し、地元で店を開いた洋介との突然の再会に、春子の止まっていた時間が少し動き出します。
『42歳、満開』3話ネタバレ|かつての“嬉しい”が、今は苦しい
高校時代、洋介は春子のだし巻き卵を「一生食べたい」と笑ってくれました。
しかし現在、徹は
「同じものばかりで飽きる」「手抜き」と冷たく言い捨てます。
過去と現在の“料理の価値”が正反対に描かれ、春子の自己肯定感が崩れていく過程が胸に刺さります。
春子は、
「私って、何のためにいるの?」
と自分の存在意義を見失い始めてしまいます。
『42歳、満開』4話ネタバレ|再び現れた温もり
街で胃痛に苦しむ春子の前に、再び洋介が現れます。
25年前突然姿を消した洋介。
理由を聞きたいのに、春子は聞けません。
「弱音なんて見せられない」
そう自分を縛り続けてきたから。
しかし、帰り道で洋介に突然抱きしめられた瞬間、凍っていた心が一気に溶け出す気配が。
1〜4話の感想|“我慢”の人生に、風が吹き始める
夫のモラハラ、娘の巣立ち、孤独な日々。
長年、自分を押し殺して生きてきた春子。
そんな彼女の前に現れたのは、かつて自分を肯定してくれた人。
過去に置いてきた“幸せだった自分”を思い出すような、心が震える序盤です。
「離婚×自立×再恋」系作品が好きな人には刺さる流れですね。
続きはこちら|5〜8話ネタバレ
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